メタルスキンパニック MADOX-01
『メタルスキンパニック MADOX-01』(メタルスキンパニック マドックスゼロワン)は、1987年にリリースされた日本のOVA。製作はアートミック。1987年12月16日にポニーキャニオンからVHS(V118F1588)/Beta(X118F1588)。1988年1月21日にレーザーディスク(G98F0233)。2003年9月26日に東芝デジタルフロンティアからDVD(PIBA-7208)でそれぞれ発売された。
主役パワードスーツ・MADOX-01が日本企業・自衛隊・アメリカ軍の共同開発品という設定であることから、作中に登場する当時の自衛隊の演習風景が映像特典として収録されている。
原案・監督・メカニックデザインを担当した荒牧伸志は、監督デビュー作でもある本作の制作当時を後に「まだ20代で怖いもの知らずでしたね」と述懐している[1]。
あらすじ編集
ある日、自動車整備工場で機械工として務める青年・杉本紘二は、秘密裏に輸送されていた対戦車用新型陸上兵器「スレイヴ・トルーパー MADOX-01」へ、うっかり乗り込んでしまう。そこで不完全なプログラムが作動し、起動したMADOX-01から降りられなくなった紘二に機体の扱い方がわかるはずもなく、彼は軍に追われる羽目となる。異形な姿のまま、恋人・名倉しおりと会うべく待ち合わせ場所のビルに向かう紘二を、MADOX-01に私怨を持つアメリカ軍人・ギルゴア中尉の戦車が待ち構えていた。
MADOX-01開発者・楠本枝里子のアドバイスを受け、紘二はギルゴアとの戦いに臨む。
登場人物編集
スタッフ編集
備考編集
アメリカ合衆国ではAnimEigoがライセンスを取得した[2]。
en:The Best Page in the Universeの作者 George Ouzounianは、本作に登場するMADOX-01の名を取って筆名を「マドックス」とした[3]。
サイバーコミックス4号から6号に秋本行治によるコミカライズが掲載された。
登場人物のうち、楠本枝里子は同じ創映新社製作の『プロジェクトA子3』にてハウスマヌカン役でゲスト出演している(声優も同じ麻上が担当)。なお、当作品には杉本紘二とギルゴアもカメオ出演している。
脚注編集
- ^ 荒牧伸志氏(監督/メカニックデザイナー)【3DCGの夜明け 〜日本のフルCGアニメの未来を探る〜 第22回/2014年11月号】|INTERVIEW インタビュー|EE.jp
- ^ "MADOX-01 Archived 2008年3月17日, at the Wayback Machine.." AnimEigo.
- ^ Goodmacher, Chris (2003年8月31日). “Whoever Sucks the Least is King, An Interview with Maddox (Online Journal)”. PoinDexter Online. 2007年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年5月26日閲覧。