メン・アット・ワーク
オーストラリアのロックバンド
メンバー編集
- コリン・ヘイ(Colin Hay) ボーカル
- ロン・ストライカート(Ron Strykert) ギター
- ジョン・リース(John Rees) ベース
- ジェリー・スペーサー(Jerry Speiser) ドラム
- グレッグ・ハム(Greg Ham) サックス・フルート ※2012年死去
来歴編集
1979年にデビュー。1981年にアルバム『ワーク・ソングス(Business as Usual)』をリリース。アルバムの好評を受けて1982年に世界進出する。いきなり「ノックは夜中に(Who Can It Be Now?)」、「ダウン・アンダー(Down Under)」の2曲の全米ナンバーワンヒットを放ち、グラミー賞最優秀新人賞にも輝いた。『ワーク・ソングス』は日本ではオリコン洋楽アルバムチャートで1983年3月28日付から4週連続1位を獲得した[1]。
コリン・ヘイの飄々とした歌声と、(多くの世界地図は北を上にして描かれるため)オーストラリアのことを世界地図の下側にあるから自虐的に「ダウン・アンダー」と表現するユーモアセンスが受け、一時はオーストラリアのロックを指して「オージー・ロック」なる言葉も生まれるほど、シーンに対する影響力を持った。
初来日は1983年4月。招聘元はVAN Production(現H.I.P)。中野サンプラザで始まり渋谷公会堂で終る。
余勢を駆って次作の『カーゴ』もヒットするが、メンバーの脱退もあって後が続かず、1985年に活動を停止。ヘイはソロ活動に移行したが成功には至らなかった。
1996年に再結成され、2000年にシドニーオリンピックの閉会式においてライブパフォーマンスを行うも、2002年には再び解散。
以降はコリンとグレッグの2人がゲストやサポートメンバーを迎えて、不定期にライブ活動を行っていたが、2012年にグレッグが58歳で死去したことで、正式にその活動にピリオドを打った。
ディスコグラフィ編集
シングル編集
- Keypunch Operator / Down Under(1979)
- Who Can It Be Now? 邦題:「ノックは夜中に」(1981)
- Down Under(1982)
- Be Good Johnny(1982)
- Underground(1983)
- High Wire(1983)
- Overkill(1983)
- It's a Mistake(1983)
- Dr. Heckyll and Mr. Jive(1983)
- Everything I Need(1985)
- Maria(1985)
- Two Hearts(1985)
アルバム編集
- Business as Usual (1982)
- Cargo (1983)
- Two Hearts (1985)
- The best of Men at Work
脚注編集
- ^ オリコンのデータ協力による “全曲、80年代の週間オリコンチャートNo.1” の洋楽コンピが登場!、ソニーミュージック、2017年8月8日。