ユリ根(ユリね)は、狭義には食用とされるユリ属植物の球根である鱗茎のこと[1]。広義にはユリの鱗茎全般を指すこともある。ユリの葉が変形した鱗茎に養分が貯蔵されているため、栄養豊富である(ヨウ素カリウムなど[1])。

食感はホクホクとしており、関西地方正月料理料亭などに使われる[1]日本国内生産量の99%が北海道産で、その7割程度がようてい農業協同組合(JAようてい)管内で栽培されている[1]

ユリの多くは灰汁(あく)が多く食用に適さないが、灰汁が少ない種を食用とする。ユリの鱗茎は無皮鱗茎のため乾燥、高温、過湿などに弱いが、皮がないので食用とする際はそのまま食用と出来る。茶碗蒸しなどに入れて食されることが多い。

漢方薬としても用いられる。漢語では「玉簪花根」と称し、薬種とする。

調理例編集

鯨百合(くじらゆり) - ユリ根を水洗いし、1片ずつ離し、ざっと蒸して裏漉しする。これを、コンブを炙って細粉にし、毛篩(けふるい)にかけたものと練り混ぜ、板に薄く伸ばす。これを蒸籠で蒸し上げ、カヤ油またはごま油で揚げる。形が皮鯨に似るため「鯨百合」の名が付いた。

食用とされる種編集

脚注編集

  1. ^ a b c d e 【産地からの手紙】ユリ根(北海道・JAようてい)純白の美 手間かけて/ミネラル成分 豊富に『日本農業新聞』2020年11月14日(9面)