リングイネ

パスタの一種

リングイネ(女性名詞 複:linguine 単:linguina)は、イタリア料理でロングパスタの一種。英語圏ではスパゲッティ(spaghetti 男性名詞複数形)との混同から、linguiniと誤って綴られることもある。日本ではリングイーネ(リングイーニ)またはリングィーネ(リングィーニ)リンギーネ(リンギーニ)など表記にばらつきが見られる。

リングイネ
リングイネのペスカトーレ

リングイネの語源は「言語」や「舌」を意味する lingua [1]。別称として地方ごとに以下のような呼び方が挙げられる[1]

南部一帯
lingua di passero (リングア・ディ・パッセロ) - 「スズメの舌」
リグーリア
バヴェッテ(bavette ) - 「小さなよだれ」

など。

断面が短径1ミリメートル、長径3ミリメートルの楕円形平面を見せ[1][2]、長さは26センチメートルほど[1]、味のしっかりしたソースと相性がよいとされる[2]

主に乾麺として使用される[1]

脚注

編集
  1. ^ a b c d e 日仏料理協会 編『フランス 食の事典』(普及版)株式会社白水社、2007年、471-472頁。ISBN 978-4-560-09202-6 
  2. ^ a b リングイネ”. コトバンク. 2014年3月17日閲覧。

関連項目

編集