リーティス・サカラウスカス

リーティス・サカラウスカスRytis Sakalauskas1987年6月27日 ‐ )は、リトアニアアリートゥス出身の陸上競技選手。専門は短距離走100mで10秒14、200mで20秒74の自己ベストを持つ、両種目のリトアニア記録保持者。2011年深圳ユニバーシアード男子100mの銀メダリストである。

リーティス・サカラウスカス Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Rytis Sakalauskas
国籍  リトアニア
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 60m, 100m
大学 リトアニアの旗 リトアニア健康科学大学
生年月日 (1987-06-27) 1987年6月27日(36歳)
出身地 リトアニアの旗 アリートゥス郡アリートゥス
身長 185cm
体重 83kg
成績
オリンピック 100m 予選3組6着 (2012年)
世界選手権 100m 予選5組4着 (2011年)
地域大会決勝 ヨーロッパ選手権
100m 途中棄権 (2012年)
自己ベスト
50m 5秒78 (2012年) 室内リトアニア記録
60m 6秒64 (2012年)
100m 10秒14 (2011年) リトアニア記録
10秒08w (2012年)
200m 20秒74 (2011年) リトアニア記録
獲得メダル
陸上競技
 リトアニア
ユニバーシアード
2011 深圳 100m
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経歴 編集

2011年8月の深圳ユニバーシアードに2大会連続の出場を果たした。100mは前回大会に続いて決勝に進出すると、決勝では10秒14(-0.2)のリトアニア記録を樹立したが、ジャマイカジャック・ハーヴェイに同タイム着差あり(0秒001差)で競り負け、惜しくも金メダルを逃した[1]

同年同月の大邱世界選手権では男子100mに出場し、シニアの世界大会デビューを果たした。予選では組3着までに入るか、それ以外のタイム全体上位3名が準決勝に進出できたが、結果は10秒42(-1.2)の組4着に終わり、組3着とは同タイム着差あり、タイムで拾われた最後の枠の選手とは0秒01差という僅差で惜しくも準決勝進出を逃した[2]

2012年3月のイスタンブール世界室内選手権男子60mに出場すると、予選を6秒87の組2着で突破し、シニアの世界大会で初めてセミファイナリストとなった。迎えた準決勝では組2着までに入るか、それ以外のタイム全体上位2名が決勝に進出できたが、結果は6秒69の組3着に終わり、組2着とは0秒01差、タイムで拾われた最後の枠の選手とは0秒02差という僅差で惜しくも決勝進出を逃した[3]

2012年6月のヘルシンキヨーロッパ選手権男子100mに出場すると、準決勝を10秒23(+1.1)の全体4位で突破し[4]、この種目ではリトアニア勢初のファイナリストとなった[注 1]。メダルが期待された決勝だったが、準決勝で負傷したため本気で走るつもりはなく、途中棄権となった[5][6]

自己ベスト 編集

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒14 (-0.2) 2011年8月17日   深圳 リトアニア記録
10秒08 (+2.3) 2012年6月17日   ジュコーフスキー 追い風参考記録
200m 20秒74 (+0.7) 2011年9月16日   ブリュッセル リトアニア記録
室内
50m 5秒78+ 2012年2月14日   リエヴァン 室内リトアニア記録
60m 6秒64 2012年1月21日   ヴォルゴグラード
100m 10秒58 2010年2月27日   フローレ

主要大会成績 編集

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2009 ユニバーシアード (en   ベオグラード 100m 5位 10秒41 (-0.7)
4x100mR 5位 39秒81 (2走) リトアニア記録
ヨーロッパU23選手権 (en   カウナス 100m 4位 10秒38 (+1.5)
2011 ヨーロッパ室内選手権 (en   パリ 60m 準決勝2組5着 6秒71
ユニバーシアード (en   深圳 100m 2位 10秒14 (-0.2) リトアニア記録
4x100mR 決勝失格 DQ (2走)
世界選手権   大邱 100m 予選5組4着 10秒42 (-1.2)
ダイヤモンドリーグ
メモリアルヴァンダム
  ブリュッセル 200m 8位 20秒74 (+0.7)
2012 世界室内選手権   イスタンブール 60m 準決勝1組3着 6秒69
ヨーロッパ選手権   ヘルシンキ 100m 決勝途中棄権 DNF
オリンピック   ロンドン 100m 予選3組6着 10秒29 (+1.5)
2013 ユニバーシアード (en   カザン 100m 7位 10秒30 (+0.5)
2014 ヨーロッパ選手権   チューリッヒ 100m 準決勝3組8着 10秒44 (-1.1)
4x100mR 予選2組7着 40秒15 (4走)
2015 ユニバーシアード (en   光州 100m 2次予選2組7着 10秒64 (-1.5)
4x100mR 予選途中棄権 DNF (2走)
2016 ヨーロッパ選手権   アムステルダム 100m 準決勝2組6着 10秒40 (+0.6)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 女子も今大会でLina Grinčikaitė-Samuolė(英語版)が初のファイナリストになり、銅メダルを獲得した。

出典 編集

  1. ^ HARVEY WANTS TO BE OWN MAN チャイナデイリー (PDF, 182 KB) 2016年03月07日閲覧
  2. ^ 第13回世界選手権男子100m予選サマリー”. 国際陸上競技連盟. 2016年3月8日閲覧。
  3. ^ 2012年世界室内選手権男子60m準決勝サマリー”. 国際陸上競技連盟. 2016年3月8日閲覧。
  4. ^ Farah retains 5000m title in Helsinki - European champs, Day 1”. 国際陸上競技連盟 (2012年6月28日). 2016年3月8日閲覧。
  5. ^ Lemaitre retains 100m crown amid drama”. Eurosport Asia (2012年6月29日). 2016年3月8日閲覧。
  6. ^ Lemaitre leads French one-two in the 100m”. ヨーロッパ陸上競技連盟 (2012年6月28日). 2016年3月8日閲覧。

外部リンク 編集