400リーブル紙幣(フランス革命期の1792年発行

リーブルリーヴル:livre)は、フランス1795年まで使われていた通貨およびコイン。また、質量単位

古代ローマの通貨・コインのリブラ (libra) に由来する。リブラはイタリアではリラ (lira) になった。イングランドではポンドと呼ばれるようになったが、記号に libra の頭文字が残っている。それゆえリーブルは「フランスポンド」または「フレンチポンド」 ( French pound ) と呼ばれることがある。

他の補助単位との換算は、1リーブル = 20ソル (スー) = 240ドゥニエ

ブルボン王朝下のフランスでは、レートが一定しない複数の貨幣制度が混在しており、リーブルはその1つだった。1リーブル = 1/6 - 1/3 エキュ(銀貨) = ルイ・ドール(金貨) 1/40 - 1/20 枚。

フランス革命で、フランスの通貨はフランと補助通貨サンチームに統一された。1795年に80フラン = 81リーブル(1フラン = 1リーブル3ドゥニエ)とされた[1]。その後もしばらく、リーブルはフランの俗称として使われた。

リブラやポンド同様、リーブルは質量の単位でもある。量は時代と地方により異なったが、メートル法で1リーブル = 0.5キログラムに統一された。現在でも食品などに使われる。記号はl [2]

統一前の1重量リーブルは例えば14世紀中ごろから18世紀末まで、パリにおいては489.5グラム[3]。1778年まで、アミアンにおいては458.9グラム、北フランスの多くの都市では428.31グラムであった[4]。最終的に1840年1月1日付け発効の公示で0.5キログラムすなわち500グラムとされるまでには経過があった。まず1800年には1,000グラムと定義され、ついで1812年に慣用 (Systéme Usuel) として500グラムと決められたものの、発効には1840年まで間が設けられた[3]

脚注編集

  1. ^ Le Cambiste universel, tome premier, éditions Aillaud, Paris 1823, pp. 141-142
  2. ^ 『ディコ仏和辞典』、2006、第4刷、白水社。
  3. ^ a b pre-metric units of mass”. Sizes, Inc. (2001年). 2018年3月4日閲覧。
  4. ^ 『アンシアン・レジーム期の結婚生活』 慶應義塾大学出版会、2001年、106頁。ISBN 9784766408522https://books.google.co.jp/books?id=BiDqGAAACAAJ