ロランド・ロメロ
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ロランド・ロメロ(Rolando Romero、1995年10月14日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。ネバダ州ラスベガス出身。元WBA世界スーパーライト級王者。元WBA世界ライト級暫定王者。世界2階級制覇王者。ローランド・ロメロ、ローリー・ロメロとも表記される。
基本情報 | |
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本名 | ロランド・フロレンシオ・ロメロ・モレノ |
通称 | Rolly(ローリー) |
階級 | スーパーライト級 |
身長 | 173cm |
リーチ | 173cm |
国籍 | アメリカ合衆国 |
誕生日 | 1995年10月14日(29歳) |
出身地 | ネバダ州ラスベガス |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 18 |
勝ち | 16 |
KO勝ち | 13 |
敗け | 2 |
来歴
編集ライト級
編集2016年12月2日、プロデビュー。初回TKO勝ち。
2020年8月15日、コネチカット州アンカシヴィレのモヒガン・サン・アリーナで[1]、WBA世界ライト級暫定王座決定戦を同級6位のジャクソン・マリネスと行い、12回3-0(116-112、118-110、115-113)の判定勝ちを収めイシュー・スミス以来2人目となるラスベガス出身の世界王者となった[2]。しかし試合後ジャクソン側が判定に不満を訴えWBAからダイレクトリマッチを行うように指令された[3]。
2021年1月23日、コネチカット州アンカシヴィレのモヒガン・サン・アリーナでジャスティン・パウルドと対戦予定だったが、前日計量でパウルドがライト級の規定体重である135ポンドを4.6ポンド(2.08kg)体重超過の139.6ポンドを計測し計量失格となった為[4][5]、対戦相手をエイブリー・スパロウに変更してノンタイトル12回戦で対戦し、7回TKO勝ちを収めた。
2021年7月17日、サンアントニオのAT&TセンターでWBA世界ライト級14位アンソニー・イギットと対戦したが、前日計量でイギットが5.2ポンド(2.3kg)体重超過し計量失格となった為、イギットが勝っても王座は獲得できないという変則条件で試合は行われ[6]、ロメロが7回1分54秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[7]。
2021年8月25日、WBAは暫定王座を廃止すると共に指名挑戦権を付与する措置を行った[8]。
2021年11月1日、ジャーボンテイ・デービスと12月5日に対戦することが決定していたが、ロメロに対して複数の女性から性的暴行被害の告発があったことでロメロが試合を欠場することが発表された[9]。
2022年1月11日、警察の調査によりロメロの性的暴行の嫌疑が晴れる[10]。
2022年5月28日、ニューヨーク市ブルックリン区のバークレイズ・センターにてWBA世界ライト級レギュラー王者ジャーボンテイ・デービスに挑戦し、6回2分39秒TKO負けでキャリア初黒星を喫するとともに王座獲得に失敗した[11]。なお試合終了後に大きな音を銃声と勘違いした観客たちが一斉に会場から逃げ出すというハプニングが起こった[12]。
スーパーライト級
編集2023年5月13日、ネバダ州ラスベガスのザ・コスモポリタンにてWBA世界スーパーライト級王座決定戦を同級1位のイスマエル・バローゾと行い、3回にダウンを奪われるも、9回2分41秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。しかし、8回までのジャッジのスコアでバローゾがリードしていたバローゾ優勢の試合展開の中で、レフェリーのトニー・ウィークスがほぼパンチが当たっていなかったにもかかわらず試合をストップしたために物議を醸した[13][14][15]。
2023年6月4日、オハラ・デービスとの指名試合の入札が予定されていたが、ロメロが負傷を理由に入札の延期を申し入れた。
2023年9月21日、WBAはロメロが提出した負傷に関する書類を審査した結果、ロメロの負傷を認めてロメロを休養王座に認定するとともに、オハラ・デービスとイスマエル・バローゾの間で行なわれる暫定王座決定戦の勝者と翌年の3月20日までに対戦するよう指令した[16]。
2024年3月30日、ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナでティム・チュー対セバスチャン・フンドラの前座で、WBA世界スーパーライト級1位のイサック・クルスと対戦し、8回56秒TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[17]。
2024年9月14日、T-モバイル・アリーナで行われるサウル・アルバレス対エドガー・ベルランガの前座でマヌエル・ハイメスとWBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦を行う予定[18]。
戦績
編集- プロボクシング:18戦 16勝 (13KO) 2敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2016年12月2日 | ☆ | 1R 1:11 | TKO | デビッド・コートニー | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
2 | 2017年5月20日 | ☆ | 4R 0:23 | TKO | エイドリアン・レヴィア | キューバ | |
3 | 2017年10月21日 | ☆ | 2R 2:02 | KO | ジョニー・エストラーダ | アメリカ合衆国 | |
4 | 2018年1月27日 | ☆ | 1R 2:48 | TKO | アレックス・シルバ | アメリカ合衆国 | |
5 | 2018年8月3日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ハビエル・マルティネス | アメリカ合衆国 | |
6 | 2018年10月27日 | ☆ | 1R 1:17 | KO | ディウメルシ・エンゾ | コンゴ民主共和国 | |
7 | 2018年12月7日 | ☆ | 2R 0:45 | TKO | ロンデール・ハバート | アメリカ合衆国 | |
8 | 2019年3月9日 | ☆ | 1R 1:02 | KO | ニコラス・アティリオ・ヴェラスケス | アルゼンチン | |
9 | 2019年4月20日 | ☆ | 4R 1:27 | KO | アンドレス・フィゲロア | コロンビア | |
10 | 2019年11月1日 | ☆ | 1R 2:14 | KO | フアン・カルロス・コルドネス | ドミニカ共和国 | |
11 | 2020年2月22日 | ☆ | 2R 1:22 | TKO | アルツルス・アーメトフス | ラトビア | |
12 | 2020年8月15日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ジャクソン・マリネス | ドミニカ共和国 | WBA世界ライト級暫定王座決定戦 |
13 | 2021年1月23日 | ☆ | 7R 0:43 | TKO | エイブリー・スパロウ | アメリカ合衆国 | |
14 | 2021年7月17日 | ☆ | 7R 1:54 | TKO | アンソニー・イギット | スウェーデン | WBA暫定防衛1→暫定王座廃止 |
15 | 2022年5月28日 | ★ | 6R 2:39 | TKO | ジャーボンテイ・デービス | アメリカ合衆国 | WBA世界ライト級タイトルマッチ |
16 | 2023年5月13日 | ☆ | 9R 2:41 | TKO | イスマエル・バローゾ | ベネズエラ | WBA世界スーパーライト級王座決定戦 |
17 | 2024年3月30日 | ★ | 8R 0:56 | TKO | イサック・クルス | メキシコ | WBA陥落 |
16 | 2024年9月14日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | マヌエル・ハイメス | アメリカ合衆国 | WBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
編集脚注
編集- ^ “REPORT: GERVONTA DAVIS-LEO SANTA CRUZ MOVING TO HALLOWEEN WITH LIMITED FANS IN ATTENDANCE”. DAZN (2020年10月2日). 2020年10月2日閲覧。
- ^ Rolando Romero Controversially Decisions Jackson Marinez For WBA Interim-Title BoxingScene.com 2020年8月15日
- ^ Romero-Marinez: WBA Exploring Possibility of Ordering Rematch BoxingScene.com 2020年8月16日
- ^ “Romero To Face Sparrow In Non-Title Fight, Overweight Pauldo Fails Pre-Fight Physical”. Boxing Scene.com (2021年1月22日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “Stephen Fulton-Angelo Leo/Showtime Weigh-In Results From Mohegan Sun”. Boxing Scene.com (2020年1月22日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “Romero: I Was Gonna Make Yigit Pay If He Made Weight; Now I’ll Really Make Him Pay!”. Boxingscene. 2021年7月16日閲覧。
- ^ “Rolando Romero Drops Anthony Yigit Three Times, Stops Him in Seventh”. Boxingscene. 2021年7月17日閲覧。
- ^ “WBA Eliminates Interim Titles Effective Immediately”. Boxingscene. 2021年8月25日閲覧。
- ^ “Rolly Romero Removed From Tank Davis PPV Fight After Sexual Assault Allegation”. Boxing Scene.com (2021年11月1日). 2021年12月26日閲覧。
- ^ “Rolly Romero Says Investigation Into Sexual Assault Allegations Now Closed; No Charges”. Boxing Scene.com (2021年1月11日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ GERVONTA DAVIS KNOCKS OUT ROLLY ROMERO; SAYS HE'S READY FOR RYAN GARCIA DAZN 2022年5月29日
- ^ “大坂なおみ観戦WBA世界戦の会場パニック 大音量を銃声と勘違いか観客が一斉に逃げ出す大騒ぎ”. 日刊スポーツ (2022年5月30日). 2022年5月30日閲覧。
- ^ “ロメロがWBA世界Sライト級王座獲得 物議のTKO勝利”. AFPBB News (2023年5月14日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ Romero vs Barroso full fight video highlights and results: Rolando Romero gifted world title in terrible TKO call over Ismael Barroso Bad Left Hook 2023年5月14日
- ^ “Referee Tony Weeks Comments On Romero-Barroso Stoppage, Says Age of Barroso Played a Major Factor”. Boxing Scene.com (2023年6月6日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “WBA Grants Romero Injury Exemption, Must Defend By March 2024; Davies-Barroso Ordered”. Boxing Scene.com (2023年9月21日). 2023年12月22日閲覧。
- ^ Tim Tszyu vs. Sebastian Fundora fight results: Live boxing updates, scorecard, start time, undercard CBSスポーツ 2024年3月30日
- ^ “Rolando Romero vs Manuel Jaimes joins Canelo-Berlanga undercard”. FIGHTMAG. (5 August 2024)
関連項目
編集外部リンク
編集- ROLANDO ROMERO - Premier Boxing Champions
- ロランド・ロメロの戦績 - BoxRec
暫定王座決定戦 対戦者 ジャクソン・マリネス |
WBA世界ライト級暫定王者 2020年8月15日 - 2021年8月25日(廃止) |
次暫定王者 暫定王座廃止により消滅 |
空位 前タイトル保持者 アルベルト・プエジョ |
WBA世界スーパーライト級王者 2023年5月13日 - 2024年3月30日 |
次王者 イサック・クルス |