ロード オブ アポカリプス

ロード オブ アポカリプス』(LORD of APOCALYPSE)は、2011年12月17日スクウェア・エニックスより発売されたPlayStation Portable及びPlayStation Vitaアクションロールプレイングゲームである。

ロード オブ アポカリプス
ジャンル アクションRPG
対応機種 PlayStation Vita
PlayStation Portable
開発元 アクセスゲームズ
発売元 スクウェア・エニックス
ディレクター SWERY
人数 1-4人
発売日 2011年12月17日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
売上本数 74,010本 (PS Vita)[1]
56,388本 (PSP)[2]
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なお前作であるロード オブ アルカナのデータを引き継いでプレイする事が可能。

ロード オブ アルカナからの変更点 編集

武器種類の追加
新しい武器が追加されました。また武器の名称や内容が変更されました(変更前→変更後)。

<変更された武器>

片手剣(片手武器・盾装備可) → ライトソード(片手武器・盾装備可)
片手棍(片手武器) → 戦棍(両手武器)
両手剣(片手武器・盾装備可) → ヘヴィソード(片手武器・盾装備可)
両手斧(両手武器) → バトルアックス(両手武器)
銃槍(両手武器) → スピアライフル(両手武器)

<新しく追加された武器>

ツインブレード(両手武器)
トマホーク(両手武器)
マジックカードの変更
マジックカードは新しい装備【エレメンツ】に変わりました。
エレメンツを装備した状態で戦うと経験値が貯まり、一定値以上貯めると次のクラスが解放され、使えるエレメンツの種類も増えます。
初期のエレメンツは炎魔法しか使えませんが、クラスが解放されるにつれて新たな魔法が使えるようになります。
仲間NPC(マーセナリー)の追加と復活制度の変更
ストーリーを進めると、NPCキャラクターが仲間になります。
この仲間は最大3名まで設定でき、ストーリーが進むにつれて、仲間にできるNPCが増えて行きます。
この仲間をクエストに連れて行くと、主人公の支援をしてくれたり、アルティメットスペルの発動時に協力したりと(前作では通信プレイ時のみ可)、いろいろな恩恵を得る事が出来ます。
また主人公のHPゲージが0になって死亡すると、プレイヤーはその場で倒れ、プレイヤーの上に60のカウントダウンが表示(0になると死亡・クエスト失敗)されます。
この時【身代わり護符(アイテム)】を使うか、味方NPCを呼んで回復して貰うかのどちらかを選ぶことができます。
仲間3名は放って置いても一定時間で復活します。
アイテム取得に関する変更
前作ロード オブ アルカナでは、バトルフィールド内でアイテムを取得する際には、そのアイテムに近寄って特定のボタンを押さねばなりませんでした。
しかし今作では、特定のボタンを押すことなく、接近してキャラクターで一瞬触れるだけで取得できるようになりました。
また通常フィールドには所々光っている地点(パーティクルポイント)があり、近寄って特定のボタンを長押しするだけで、アイテムを全て取得できるようになりました。
状態異常の変更
新たに状態異常が1つ追加されました。氷魔法使用時に一定回数、氷魔法を使う事で相手を凍結状態にすることができます。
凍結状態になった敵は、一定時間行動不能に陥ります。
オーブの追加
装備品にはスロットがあるものがあります。
このスロットに特殊な効果を持つ補助装備【オーブ】を設置できるようになりました。
オーブの効果は、攻撃や防御・回復・敵攻撃減衰・状態異常耐性強化などがあります。
またそれとは別に、装備品には固有のオーブを持つ物が存在します。
オーブの変更は、預かり所で装備変更を選んでRボタンを押すと、オーブ付け替え画面に切り替わります。
ただし、装備品固有のオーブは取り外すことができないので注意してください。

登場人物 編集

主人公
正体は、紅蓮の王と同じくアルカナに選ばれた「ロード」のひとりである。
記憶を失った理由は、混沌からアルカナを守るために自身ごとアルカナを砕き、世界にばら撒いた為である。その後、永い時間を要して再誕したのが今の主人公である(復活ではなく転生であるため、元々過去の記憶を持っていない)。
ただし、記憶のバックアップを配下であるマスターガーディアンに託していた。
ドルフシュタイン
- 檜山修之
スレイヤーの完全な個人主義などの旧体制を今のマーセナリー体制へと変えた人物であり、傭兵王の所以はここである。
使用武器は、ライトソード(盾は装備していない模様)。
ラウラローネ
声 - 伊藤静
王家が繁栄していた頃にマスタガーディアンと交流があり、それで主人公の存在を知った。
使用武器は、バトルアックス。
赤ヴェッテルによると、下着が見えすぎる為に修正指示がされたとの事。
アルベルト
声 - 神谷浩史
使用武器は、スピアライフル。
エルヴァンシア
声 - 斎藤千和
使用武器は、ツインブレード。
青ヴェッテル曰く、ベジタリアンかつ、マヨラーであるとの事。
ユーノ
声 - 茅野愛衣
実は超が付くほどの虚弱体質であり、日に2〜3回は吐血して死んでいるがすぐに復活するため誰も気が付かない。
使用武器は、ヘヴィソード。
ルース
声 - 杉田智和
毎日の湯浴みは欠かさず、サラッとヘアーを心掛けている。

武器 編集

武器を装備して戦うと、経験値が貯まる(これはエレメンツも同様)。
経験値が一定値以上貯まると、クラスが上がり、新たなバトルアーツが使用可能になる。
経験値は装備している武器に一番多く分配されるが、装備していない武器も少量の経験値を得る事が出来る。
武器は計7種ある。
ガード可能武器は武器単体、或いは盾により敵の攻撃を防御できる。
カウンター可能武器は、ガード後に一定の操作を行う事によって、敵へカウンターを仕掛ける事が出来る。
はじき可能武器は、ガードをタイミングよく成功させることによって、敵の攻撃をはじくことが出来る。
なお、はじいた際には敵が大きく仰け反るので、追撃のチャンスが増える。
ツインブレード
一対の剣を連結・分離させながら戦うという、新しいバトルスタイルを確立した近接武器。
連結時は優れたリーチと攻撃力を誇り、分離時は高速の乱舞攻撃を得意とする。
状況に応じて、その形状を切り替えつつ戦うため、判断力が要求される。
ガード可能・カウンター攻撃可能・はじき可能
ライトソード
攻撃・移動・防御のバランスが取れた近接武器。一撃の威力はそれほど高くないが、華麗な連続攻撃を行える。
エレメンツによる攻撃も得意としている。
盾を装備できるため、守りも優秀である。
ガード可能・カウンター攻撃可能・はじき可能
戦棍
手にした棍と鍛えた肉体による打撃で敵を圧倒する近接武器。
力をためる事で、その威力をより高める事が出来る。
ただし盾が装備できないため、防御面に不安が残る。
ガード不可・カウンター攻撃不可・はじき可能
ヘヴィソード
長身の剣から生み出される破壊力とリーチで敵を薙ぎ払う近接武器。
盾を装備可能なため、防御面も優れている。
武器重量の点から、動きが遅い事が唯一の弱点。
ガード可能・カウンター攻撃可能・はじき可能
バトルアックス
超重量の斧を振り回すため動きは遅いが、威力は近接武器中最高。
敵に衝撃を与えるため、気絶させやすい特徴がある。
また武器を扱うために肉体を鍛えるため、体力が増加する。
ガード可能・カウンター攻撃可能・はじき可能
スピアライフル
銃撃による遠距離攻撃を得意とする武器。カートリッジをチャージする事で発射する弾の威力を上げる事が出来る(最大3回までチャージ可能)。
エレメンツによる攻撃にも優れており、サポート役としての一面もある。
なお装備時は、体力が減少する。
ガード不可・カウンター攻撃不可・はじき不可
トマホーク
左右の手に持った斧で斬りつけたり、投げつけたりして戦う武器。分類上は近・中距離武器。
盾を持たないため防御が疎かになるが、素早い動きでヒット&アウェイ攻撃を得意とする。
エレメンツの代わりに、斧を投げつけて離れた相手を攻撃する。
ガード不可・カウンター攻撃不可・はじき可能

エレメンツ 編集

前作ロード オブ アルカナでは、マジックカードと呼称されていましたが、本作ではエレメンツという装備に変わりました。
エレメンツにはクラスが存在し、ストーリーやクエストを進めることで経験値がたまり、一定値以上になると次のクラスとともに新たな魔法が出現します。
初期段階では炎魔法しか使えませんが、クラスが上がるごとによって新たな魔法が解禁されます。
また、エレメンツ使用時に押すボタンを押し続けることによって【チャージ】を行うことができます。
チャージすると、エレメンツが巨大化したり、状態異常が発生しやすくなったりします。
<使える魔法>
炎・風・雷・氷・光・闇・土の7種類。
<効能 (○魔法:名称:説明)>
炎:フレイムフェザー:まっすぐ飛ぶ炎の球を撃ち出す。チャージによってエレメンツが巨大化する。当たった相手は状態異常【延焼】が発生し持続ダメージを受ける。
風:ウインドヴェール:小型の台風のようなものを周囲に発生させて身に纏う。これにより近接戦闘時、相手に追加ダメージを与える。
雷:サンダーネイル:空中から雷が降り注ぐ。当たると感電し【マヒ】状態となる。マヒ状態になった者は、一定時間動きを阻害される。
氷:フリーズピラー:氷の柱を相手に向けて発射する。この氷には蓄積効果があり、一定値以上蓄積すると【凍結】する。凍結した相手は、氷が時間経過により砕かれるまで動けない。
光:フォトンヘイム:これを装備して攻撃を行うと、相手が【気絶】しやすくなる。気絶した相手はほとんどの場合行動することができないが、一部の敵は気絶すると暴れまわるので注意。
闇:ダークホロウ:地面を滑る魔法陣を撃ち出す。この魔法陣に乗った敵は【スロー】状態となり、攻撃やスキル攻撃などのモーションが一定時間遅くなる。
土:ロックバニッシュ:小規模な地割れを発射する。これには追尾性能があり、ロックオンした相手へ向かっていく。当たった場合【防御力低下】の状態異常が発生する。

主題歌 編集

メインテーマ「シノオト」
作詞:菊池はな / 作曲:岡部啓一(MONACA)/ シンガー:soria

サウンドトラック 編集

ロード オブ アポカリプス オリジナル・サウンドトラック
2012年2月17日発売。ダウロード専用販売。
収録曲
  1. 七界からの使者
    作曲 - 帆足圭吾(MONACA
  2. 集いし者たち
    作曲 - 帆足圭吾(MONACA)
  3. World Conquest
    作曲 - 帆足圭吾(MONACA)
  4. 仲間と共に
    作曲 - 岡部啓一 / 帆足圭吾(MONACA)
  5. 闇憑き
    作曲 - 帆足圭吾(MONACA)
  6. シノオト
    作詞:菊池はな / 作曲:岡部啓一(MONACA)/ シンガー:soria
  7. シノオト -Instrumental-
  8. シノオト Nearby Version
  9. シノオト Nearby Version -Instrumental-
  10. シノオト Introduction -Piano Instrumental-

出典 編集

  1. ^ 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。 
  2. ^ 電撃PlayStation』Vol.511、アスキー・メディアワークス、2012年、214頁。

外部リンク 編集