ローリー・ニコル
ローリー・ニコル(Lori Nichol)は、アメリカ合衆国生まれ、カナダ在住のフィギュアスケート振付師。
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居住地 | カナダ | |||
選手情報 | ||||
世界フィギュアスケート殿堂 2014年 | ||||
代表国 | アメリカ合衆国 |
経歴
編集選手時代は女子シングルの選手として全米選手権に出場した[1]。19歳でジョン・カリー率いるアイスショーのメンバーとなり[1]、1983年には世界プロ選手権で銀メダルを獲得している[2]。1996年、世界チャンピオンとなったミシェル・クワンの『サロメ』の振付師として一躍脚光を浴びる[1]。
手がけるプログラムの幅は広く、スケーターの個性を強く現したプログラムが多いとされる[2]。音楽の中に自然に要素(エレメンツ)を盛り込み、洗練された振付が評価されている[1]。村主章枝によると、ニコルは選手自身が振り付けを難しくすることには寛容だが、手を抜いているのを見つけるとその選手にメールを送って注意するのだという[3]。
主な作品
編集- ミシェル・クワン(女子シングル)1995-1996シーズン『サロメ』[1]
- ジェイミー・サレー & デヴィッド・ペルティエ(ペア)1999-2000、2001-2002シーズン、『ある愛の詩』[1]
- 村主章枝(女子シングル)2001-2002シーズンフリー『月光』[2]、2003-2004シーズン『黒くぬれ!』[1]、2004-2005シーズンSP『ピンクパンサー』[2]
- 本田武史(男子シングル)2001-2003シーズン『ドン・キホーテ』『アランフエス協奏曲』[1]
- ティモシー・ゲーブル(男子シングル)『ヘンリー5世』[1]
- タチアナ・トトミアニナ & マキシム・マリニン(ペア)2004-2005シーズン『シェヘラザード』[1]
- エヴァン・ライサチェク(男子シングル)2005-2007シーズンフリー『カルメン』[2]
- 申雪 & 趙宏博(ペア)2006-2007シーズンフリー『タイスの瞑想曲』[2]
- 浅田真央(女子シングル)2008-2009シーズンショート『月の光』、2010-2012シーズンフリー『愛の夢』
- カロリーナ・コストナー(女子シングル)2010-2011フリー『牧神の午後への前奏曲』、2012-2014フリー『ボレロ』
- 髙橋大輔(男子シングル)2013-2014シーズンフリー『ビートルズ・メドレー』
- デニス・テン(男子シングル)2014-2015シーズンフリー『New Impossibilties』
- グレイシー・ゴールド(女子シングル)2013-2014シーズンショート、2014-2015、2015-2016、2016-2017シーズンショート、フリー