ヴィオラ・ソナタは、ヴィオラのためのソナタ

ピアノとの二重奏ソナタが多いが、無伴奏のヴィオラ・ソナタも近現代には数多く作曲されている。

歴史 編集

ロマン派の時代には、ヴィオラは独奏楽器としてはほとんど無視された状態であったこともあり、ヴィオラ・ソナタや独奏曲はあまり残されていない。残された曲のうちでは、ブラームスの2曲のヴィオラ・ソナタ(ただし、いずれも原曲はクラリネット・ソナタ)が有名であり、今日もよく演奏される。

近代以降、プリムローズターティスらヴィオラの独奏者が現れ、ヴィオラ・ソナタや独奏曲も多く書かれるようになってきている。ヴィオラ奏者としても活躍したヒンデミットは、ヴィオラとピアノのためのソナタ、無伴奏ヴィオラソナタを合わせて7曲残した。ショスタコーヴィチの最後の作品となったヴィオラ・ソナタは、作曲者の全作品中でもこのジャンルにおいても重要な作品として、ヴィオリストにとって重要なレパートリーとなっている。

ヴィオラ・ソナタの一覧 編集

なお、作曲家によって「ソナタ」と銘打たれていない独奏ヴィオラのための作品も取り扱う。

無伴奏ヴィオラ・ソナタ 編集

(作曲者の生年順に並べている)

ヴィオラとピアノ 編集

(作曲者の生年順に並べている)

脚注 編集

関連項目 編集