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ヴェーダ語英語: Vedic Sanskrit)とは、ヴェーダに用いられた言語。サンスクリットの古い形である。

ヴェーダ語
संस्कृतम्
話される国 青銅器時代, 鉄器時代のインド
地域 インド亜大陸
民族 アーリア人
話者数
言語系統
言語コード
ISO 639-1 なし
ISO 639-3 vsn (proposed)
Linguist List vsn
  qnk
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インド・ヨーロッパ語族の中で、最も古い時代に共通のインド・イラン祖語英語版から分化したインド・イラン語派言語のひとつで、インド語群に分類される。そのためアヴェスター語とは文法的にも酷似しており、俗に「アヴェスターをヴェーダ語に翻訳するには、一定の規則に従って個々の音を置き換えるだけで良い」と言われるほどである。ヴェーダ語はサテム語である。

音韻編集

ヴェーダ語の音素は基本的にサンスクリットと同じである。音声的には、反舌接近音 [1] や、軟口蓋摩擦音 (ジフヴァームーリーヤ)、両唇摩擦音 (ウパドゥマーニーヤ)[2]といった異音が存在する。

古典サンスクリットと異なり、ヴェーダ語はアクセントを保持している。種類として古典ギリシア語日本語と同じ高低アクセントである。接語やいくつかの例外を除き、1語が必ず1アクセントを持つ。

形態編集

音韻同様、ヴェーダ語の形態論は古典サンスクリットと大きくは変わらない。しかし、古典サンスクリットでは比較的見かけない動詞の活用が豊かに見られる。例えば、接続法指令法の使用や、過去時制(不完了過去、完了、アオリスト)の中のアオリストの頻繁な使用が見受けられる。

参考文献編集

  • Macdonell, Arthur Anthony (1916). A Vedic grammar for students. Oxford: Clarendon Press. 
  1. ^ Macdonell (1916) p.16
  2. ^ Macdonell (1916) p.13f, 34