丘珠神社
北海道札幌市にある神社
丘珠神社(おかだまじんじゃ)は、北海道札幌市東区丘珠町183番地4にある神社である。旧社格は村社。
丘珠神社 | |
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所在地 | 北海道札幌市東区丘珠町183番地4 |
位置 | 北緯43度6分26.8秒 東経141度23分24.5秒 / 北緯43.107444度 東経141.390139度座標: 北緯43度6分26.8秒 東経141度23分24.5秒 / 北緯43.107444度 東経141.390139度 |
主祭神 | 天照大神 |
社格等 | 旧村社 |
創建 | 1882年(明治15年)9月16日 |
本殿の様式 | 神明造 |
例祭 | 9月15日 |
祭神は天照大神(あまてらすおおかみ)。
歴史
編集- 1870年(明治3年) – このころ、入植者たちによって敬神講や伊勢講が行われていた[1]。
- 1882年(明治15年)9月16日 – 祠が建立される[2]。
- 1892年(明治25年)10月28日 – 公認される[1]。
- 1911年(明治44年)7月22日 – 丘珠村14番地から現在地に移転[1]。
- 1912年(明治45年) – 社殿を改築[1]。
- 1928年(昭和3年)1月 – 村社となる[2]。
- 1945年(昭和20年) – 当時、札幌飛行場関連の兵士の一部は空襲を避けるため分宿しており、当社の社務所は通信隊員の宿舎となっていた。7月15日のアメリカ軍機による空爆の際は、神社そばの民家が流れ弾を受け死傷者を出している[3]。
- 1953年(昭和28年)3月 – 宗教法人となる[2]。
- 1968年(昭和43年) – 社殿を改築[2]。
碑
編集丘珠獅子舞
編集富山県東礪波郡福野町安居(やつすい)に由来するといわれる獅子舞。当地で初めて行われたのは、丘珠神社が公認された1892年(明治25年)ころとされる[4]。
ムカデ獅子舞の一種で、獅子を8人がかりで操る。そのほかに先ぶれが3人、踊り手が3人、笛や太鼓が7人おり、総勢では20名を越える。舞は全部で12種類[4]。よく似た由来の篠路神社の獅子が雌であるのに対し、丘珠の獅子は雄といわれる[5]。
1962年(昭和37年)、後継者不足のためいったん途絶えたが、1965年(昭和40年)に「丘珠獅子舞保存会」が結成され、保存と伝承が心がけられている[4]。
札幌市の無形文化財第1号に選定されている[4]。
ギャラリー
編集-
丘珠開基百二十年記念之碑
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征露凱旋記念碑
-
丘珠獅子舞 2015年
脚注
編集参考文献
編集- 『札幌の寺社』さっぽろ文庫39
- 札幌郷土を掘る会『写真で見る札幌の戦跡』北海道新聞社、2010年12月28日。ISBN 978-4-89453-578-7。
- 片岡秀郎『札幌歴史散歩』ヒルハーフ総合研究所、2012年7月14日。ISBN 978-4-9906400-0-2。