中里 成章(なかざと なりあき、1946年12月 - )は、東洋史学者、東京大学東洋文化研究所名誉教授。専攻は南アジア史

来歴・人物 編集

北海道標茶町に生まれ、東京で育つ。

1972年東京大学文学部東洋史学科を卒業して同大学院に進み、1977年に博士課程を中退した。同年より東京大学東洋文化研究所助手となり、東洋文庫に勤務する。この間、19791985年カルカッタ大学歴史学部博士課程に留学し、博士号を取得。

1988年より神戸大学助教授。1984年に東京大学東洋文化研究所教授に就任。2010年に定年退官し、名誉教授。

中島岳志パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義』(白水社)には学問的不備があるとして、批判している(パール判決論争も参照)[1]

実弟の中里英章は七つ森書館の社長を務めた。

著書 編集

参考文献 編集

  • 中里成章教授 略歴と主要著作目録」『東洋文化研究所紀要』第157巻、東京大学東洋文化研究所、2010年、doi:10.15083/00026910ISSN 05638089NAID 120002037118 

脚注 編集

  1. ^ 中里成章「書評 中島岳志著『パール判事 : 東京裁判批判と絶対平和主義』」『アジア経済』第49巻第8号、日本貿易振興機構アジア経済研究所、2008年、66-72頁、doi:10.20561/00040903ISSN 0002-2942 

外部リンク 編集