乾(けん)は八卦の一つ。卦の形は☰であり、三爻がすべて陽。または六十四卦の一つであり、乾為天。乾下乾上で構成される。
天・健・馬・首・父・君などを象徴する。方角としては北西の方角になり、戌(いぬ)と亥(い)の間であることから乾は「いぬい」とも読まれる。
納甲では甲、五行の木、五方の東、または壬、五行の水、五方の北に当てられる。
伏羲先天八卦における次序は一であり、方位は四正卦の一つで南に配される。陰陽消息は陽が極まったところである。