二重川 (千葉県)

千葉県北総地域を流れる河川

二重川(ふたえがわ)は、千葉県の北総地域を流れる利根川水系神崎川支流の一級河川

二重川
富ヶ谷橋付近
水系 一級水系 利根川
種別 一級河川
延長 8.017 km
流域面積 13.27 km²
水源 鎌ケ谷市井草付近
水源の標高 25 m
河口・合流先 神崎川白井市
流域 鎌ケ谷市・船橋市・白井市
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小室南橋付近
神崎川の二重川橋より上流方、神崎川(右)に合流する二重川(左)

地理 編集

鎌ケ谷市中南部、丸山付近に源を発し東流する。貯留池が数多く整備されているが、源流部は大部分に蓋がされており、道路脇の歩道として使われている。井草付近より地上に出て、すぐに船橋市に入る。市境より下流はほぼ全区間に渡り河川敷が整備されている。高野台を過ぎると白井市との境界を流れ、橋戸橋付近で志多田川、富ヶ沢橋付近で富ヶ沢川を合わせる。北総線を越え、法目川を合わせると水田地帯に変わり、神崎川に流入する。

鎌ケ谷市・船橋市境より下流の6.41kmが一級河川に指定されている。普通河川区間(鎌ケ谷市内)では二重川という呼称は使用されず、「井草水路」と呼ばれる[1]

治水 編集

上流部の井草付近より下流側では道路の冠水対策として、1998年(平成10年)度末までに船橋市が主体となり、白井町(当時)・鎌ケ谷市も費用負担をして河川改修の用地買収を行った。その上で2007年(平成19年)度末までに富ヶ沢橋より上流の2,290mに渡って雨水整備をし、1時間当たり50mm以上の降雨に対応できるようになった。一方富ヶ沢橋より下流は企業庁が整備を行っており、2005年(平成17年)度末に完了した。河川改修事業はいずれも河川幅の拡幅による多自然型工法である。

支流 編集

  • 法目川 一級河川
  • 豊富川
  • 白幡川
  • 富ヶ沢川 一級河川
  • 志多田川

主な橋 編集

脚注 編集

  1. ^ 参考:水質モニタリング調査結果一覧(環境省)

参考資料 編集