メインメニューを開く
画像提供依頼:様子を表す画像の画像提供をお願いします。2016年12月

五十猛のグロ(いそたけのグロ)は島根県大田市五十猛町の大浦地区(地図 - Google マップ)に伝承される、左義長(どんど焼き)と同趣旨の小正月の行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されている(2005年(平成17年)2月21日指定)。

などで作られる仮小屋をグロといい、行事の呼称ともなっている[1]。 グロの作成は「センボクサン」と呼ばれる高さ約20メートルの2本の青竹を束ねた柱を立てることから始められる。センボクサンには2か所に十字状の桁が組まれ、紙垂や吹き流しで飾られる。次にセンボクサンの周りに杭を打ち、壁面ともなる笹竹を放射状に組んで屋根の骨組みを作り、茣蓙で屋根を葺き完成となる[1]。完成したグロは直径6メートル、高さ2メートルあまりとなる。

室内のセンボクサンにホンダワラを取り付け、歳徳神(当地ではトシトコサンと呼ばれる)へのお供えとする[1]。室内に設けられた囲炉裏の煙を浴び、そこで焼いたものを食べる事で1年間息災で過ごせると言われている。また、鏡餅を搗く作業で生じた鍋・釜の煤を顔につける事でも同様の御利益があるという[1]

五十猛のグロは1月11日の早朝から始められ、15日までの5日間にわたって行われる。最終日には、グロを分解して正月飾りとともに焼き払うが、センボクサンは船材として焼かずに売却される[1]

脚注編集

  1. ^ a b c d e 小沢康甫『みる きく たべる 祭ーリズム:中四国を歩く』 南々社 2012年 ISBN 9784864890014 pp.12-15.

関連項目編集

外部リンク編集