備忘録(びぼうろく)は、記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳である。忘備録(ぼうびろく)という誤記も一部で見られる[1][注 1]

歴史資料としての備忘録

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歴史資料としての備忘録は、通常古文書に含めない。古文書は、特定の人物にあてた文書を指すからである。ただし、歴史記録(古記録)ないし文献資料であることは間違いなく、重要な史料となることも多い。

武術における備忘録

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武術に於いての備忘録は、その流儀門人が過去に学んだの手順・口伝秘伝とされることを記載している(実際、記載している)ことが多く、後年の門人がそれのおかげで失伝しなかった例は多い。言うなれば「非公式な伝書」とも言える。

その他

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パナソニックICレコーダーには備忘録と名付けられたICレコーダーがある。手軽に扱えるモデルであり、簡単にメモする様に録音出来る為名付けられたと思われる。

出典

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注釈

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  1. ^ インターネット上では「防備録」「備防録」、さらには「防忘録」「忘防録」といった表記も見られる[2]

出典

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関連項目

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