内田満
内田 満(うちだ みつる、1930年1月4日 - 2007年1月26日)は、日本の政治学者。学位は、博士(政治学)(早稲田大学・論文博士・2002年)(学位論文「日本政治学の一源流」)。早稲田大学名誉教授。日本政治学会理事長・日本選挙学会理事長・衆議院議員選挙区画定審議会委員・財団法人明るい選挙推進協会会長を歴任。 専門は政治学。アメリカのロビイストについての研究でも知られた。
略歴
編集- 東京生まれ。
- 1953年 - 早稲田大学第一政治経済学部新聞学科卒業。
- 2002年 - 学位論文「日本政治学の一源流」で早稲田大学より博士(政治学)の学位を取得[1]。
- 1969年 - 早稲田大学政治経済学部教授。
- 1978年 - 早稲田大学別科国際部長。
- 1986年 - 早稲田大学政治経済学部長。
- 1990年 - 総長選挙に出馬したが、決選投票で小山宙丸(文学部教授)に敗れた。
- 1994年 - 総長選挙では、決選投票で奥島孝康(法学部教授)に敗れた。
- 2000年 - 定年退職、早稲田大学名誉教授。
- ウースター大学客員助教授、アーラム大学客員助教授、ドゥ・ラサール大学客員教授、政策研究大学院大学客員教授も務めた。
- 2007年1月26日 - 心筋梗塞のため死去、享年77。
著書
編集単著
編集- 『政治参加と政治過程――現代日本の政治分析』(前野書店, 1972年)
- 『都市デモクラシー』(中央公論社[中公新書], 1978年)
- 『アメリカ圧力団体の研究』(三一書房, 1980年)
- 『政党政治の政治学』(三一書房, 1981年)
- 『政党政治の論理』(三嶺書房, 1983年)
- 『現代政治学を読む』(三嶺書房, 1984年)
- 『シルバー・デモクラシー』(有斐閣[有斐閣新書],1986年)
- 『現代アメリカ圧力団体』(三嶺書房, 1988年)
- 『最近政治学案内』(三嶺書房, 1989年)
- 『野獣と天使の間で――早稲田と政治学と』(三嶺書房, 1990年)
- 『アメリカ政治学への視座――早稲田政治学の形成過程』(三嶺書房, 1992年)
- 『変貌するアメリカ圧力政治――その理論と実際』(三嶺書房, 1995年)
- 『有島武郎――虚構と実像』(有精堂出版, 1996年)
- 『現代アメリカ政治学――形成期の群像』(三嶺書房, 1997年)
- 『政治に美学を政治学に志を』(三嶺書房, 1999年)
- 『可能事の芸術と現実の間で――私と早稲田と政治学』(三嶺書房, 2000年)
- 『内田満政治学論集(1)日本政治学の一源流』(早稲田大学出版部, 2000年)
- 『内田満政治学論集(2)政党・圧力団体・議会』(早稲田大学出版部, 2000年)
- 『内田満政治学論集(3)現代のデモクラシー』(早稲田大学出版部, 2000年)
- 『早稲田政治学史断章』(三嶺書房, 2002年)
- 『政治をめざす人のための政治学十二章――名句に学ぶデモクラシー』(ブレーン出版, 2004年)
- 『政治学入門』(東信堂, 2006年)
- 『早稲田政治学史研究――もう一つの日本政治学史』(東信堂, 2007年)
共著
編集編著
編集- 『選挙』(至文堂, 1975年)
- 『政治学を学ぶ』(有斐閣, 1976年)
- 『変動の時代(2)政治の変動』(朝倉書店, 1980年)
- 『講座政治学(3)政治過程』(三嶺書房, 1986年)
- 『現代日本政治小事典』(ブレーン出版, 1999年/第2版, 2001年/第3版, 2003年/第4版, 2005年)
共編著
編集脚注
編集- ^ 国立国会図書館. “博士論文『日本政治学の一源流』”. 2023年4月6日閲覧。
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