前田康弘
日本の長距離走者(陸上競技)、コーチ
前田 康弘(まえだ やすひろ、 1978年2月17日 - )は、陸上競技指導者(駅伝競走)、元選手。現國學院大學陸上競技部監督。 駒澤大学卒業[1]。
経歴・人物
編集千葉県の市立船橋高校を卒業後、駒澤大学に進学[2]。現役時代の箱根駅伝では2、3年ともに7区を走り3位、4年時は主将として4区を走り区間8位で駒澤大学の総合優勝に貢献した[3]。卒業後は富士通の実業団を経て[4]、家業の電気工事会社の現場で働くも父の急死で会社は閉鎖。以降陸上競技の指導者として実績を積んだ異色の経歴を持つ[5]。
2007年(平成19年)に國學院大學陸上競技部のコーチに就任し、2009年(平成21年)に監督に昇格。監督として、國學院大學を2011年(平成23年)第87回箱根駅伝での初のシード権獲得(総合10位)、 2019年(令和元年)第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走での三大駅伝(出雲・全日本・箱根)初優勝、2020年(令和2年)第96回箱根駅伝での往路2位・総合3位の過去最高記録へと導いた。
脚注
編集- ^ “指導スタッフ紹介”. 2020年1月12日閲覧。
- ^ “雑草からスタートした箱根駅伝監督が、陸上から離れられない理由|OCEANS オーシャンズウェブ”. OCEANS オーシャンズウェブ|37.5歳からのファッション&ライフスタイルマガジン. 2020年7月9日閲覧。
- ^ “箱根駅伝 国学院大学”. スポーツ報知. 2020年1月12日閲覧。
- ^ “「流れ」から「伝統」へ、継承されるエースの系譜 國學院大・前田康弘監督(下)”. 2020年1月12日閲覧。
- ^ “『歴史を変えた挑戦』予選敗退から強豪に成長させた國學院大學監督の「育成論」。(澤宮優)”. Number Web - ナンバー. 2021年7月22日閲覧。