加茂名町

日本の徳島県名東郡にあった町
加茂名村から転送)

加茂名町(かもなちょう)は、徳島県名東郡にあった町。1937年徳島市へ編入された。

かもなちょう
加茂名町
廃止日 1937年4月1日
廃止理由 新設合併
八万村加茂名町徳島市
現在の自治体 徳島市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 四国地方
都道府県 徳島県
名東郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 12,591
角川日本地名大辞典[1]、1937年)
隣接自治体 新居村加茂町徳島市八万村上八万村国府町
加茂名町役場
所在地 徳島県名東郡加茂名村
 庄字東分[1]・現 庄町1丁目[2] (1889–1907)
 庄字乾[1] (1907–?)
座標 北緯34度04分25秒 東経134度30分19秒 / 北緯34.07375度 東経134.50531度 / 34.07375; 134.50531座標: 北緯34度04分25秒 東経134度30分19秒 / 北緯34.07375度 東経134.50531度 / 34.07375; 134.50531
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現在の徳島市西部に位置し、ほとんどが加茂名地区、一部が佐古地区にあたる。現在の加茂名町を含んだが、より広く、現加茂名町はその中心地から外れている。

地理 編集

徳島市西部、鮎喰川右岸(南東岸)に広がり、吉野川デルタの一部を占めた。さらに、眉山北西麓を経て分水嶺まで広がっていた。

現在の加茂名地区と大まかに一致する。ただしそのほか、佐古地区のかなりの部分を含み、現佐古六番町交差点より西のうち、現国道192号沿い以外を含んだ。現国道192号沿いは徳島市で、南北を加茂名町に挟まれ細長く伸びていた。当時の地名では蔵本の一部(小字川添の大半・蛇谷前・海ノ宮)、現在の佐古六番町 - 八番町のそれぞれ一部と南佐古六番町 - 八番町にあたる[2][3]

自然 編集

旧村・大字 編集

町村制以前の村、町村制下での大字、徳島市に編入直後の町、現在の町と地区。

旧村 大字 編入後の町 現在の町 現在の地区
庄村 庄町 庄町南庄町鮎喰町加茂名町 加茂名地区
島田村 島田 島田町 北島田町中島田町南島田町北矢三町の一部
東名東村 東名東 名東町 名東町
西名東村 西名東
蔵本村 蔵本 蔵本町 蔵本町蔵本元町南蔵本町
佐古の一部・南佐古の一部
佐古地区

隣接市町村 編集

消滅時。

歴史 編集

名の由来 編集

諸説あるが、「加茂郷」と「名方郷」の合成だとする説が最も支持されている[4]

年表 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 角川日本地名大辞典 36 徳島県』「加茂名」 角川書店 1986年 ISBN 4040013603
  2. ^ a b 徳島市史編さん室 編『徳島市史別巻 地図絵図集』「徳島県阿波国徳嶋近傍地図」徳島市 1988年
  3. ^ 徳島市史編さん室 編『徳島市史別巻 地図絵図集』「徳嶋市街地名町名図」徳島市 1988年
  4. ^ 河野幸夫『徳島 城と町まちの歴史』聚海書院 1982年

関連項目 編集