加茂 建(かも けん 1943年 - )は日本実業家で、元学生サッカー選手。

実兄(三兄)の加茂周ヤンマーディーゼルサッカー部(現・セレッソ大阪)の選手やコーチ、日産自動車サッカー部全日空サッカークラブ横浜フリューゲルス(のちに合併し現・横浜F・マリノス)、サッカー日本代表の監督も務め、長兄の加茂豊もサッカー日本代表のゴールキーパーを務めた[1]

なお、1936年ベルリンオリンピックサッカー日本代表加茂健加茂正五との血縁関係はない[1]

来歴 編集

東京都出身[1]。父は毎日新聞の記者だった[1]

兵庫県立芦屋高等学校から関西学院大学に進学する[1]。これらの学校ではサッカー部に所属した[1]

大学卒業後トヨタ自動車工業に入社[1]。当時トヨタはサッカーには力を入れておらず、サッカーの普及に関わる仕事をしたいと考えて1968年12月に独立して創業し、1971年8月にサッカー用具専門店「サッカーショップ加茂」を大阪市北区梅田で開店した[1][2]。同年株式会社加茂商事を設立[要出典]。その後関連会社を通してサッカー選手を中心としたスポーツマンのマネージメントなどもこなしている。

特に、「サッカーショップ加茂」の第1号店がオープンしたころは、当時としては珍しく日本国外のサッカーの試合映像を上映して、多くのファンが来店した[1]。日本国内にその後も店舗を展開し、2022年現在19店舗をオープン。サッカー用具専門店としては世界的にも希少なチェーン展開をしていると指摘されている[2]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i 対談 加茂 建 × 賀川 浩 - 賀川浩ウェブサイト「この国のサッカー」(書籍『賀川浩対談集 このくにのサッカー: 日本サッカーの「これまで」と「これから」』苦楽堂、2017年からの抜粋)2022年11月25日閲覧。
  2. ^ a b 吉田哲 (2022年11月25日). “歴史的金星 日本サッカーは用具選びから進化している”. Wedge ONLINE. 2022年11月25日閲覧。