勝俣 鎮夫(かつまた しずお、1934年9月29日 - )は、日本歴史学者・日本中世史学者。東京大学名誉教授、静岡文化芸術大学名誉教授。東京生まれ。

経歴編集

人物編集

勝俣久作の三男。中世期の農民、低い身分の民衆の生活実態を解明し、史学の研究対象を拡大した[1]。「商返し」等の中世の法的習慣の内容と成立の過程を検証した。指導教官の佐藤進一より厳密な史料研究を受け、フランス・アナール学派の業績を批判的に検討し、日本の史学における中世期研究の方法を比較研究の手法を用いて再構築した。石井進網野善彦笠松宏至と共著[2]がある。

受賞歴編集

1997年『戦国時代論』で角川源義賞受賞。

著書編集

  • 『戦国法成立史論』東京大学出版会、1979年
  • 『一揆』岩波新書、1982年
  • 『戦国時代の村の生活 和泉国いりやまだ村の一年』岩波書店、1988年
  • 『戦国時代論』岩波書店、1996年
  • 『中世社会の基層をさぐる』山川出版社、2011年

編纂編集

  • 『中世人の生活世界』山川出版社 1996年
  • 『寺院・検断・徳政 戦国時代の寺院史料を読む』山川出版社 2004年

脚注編集

  1. ^ 『一揆』岩波新書, 1982
  2. ^ 網野善彦・石井進・笠松宏至との対談共著『中世の罪と罰』(東京大学出版会、1983年/講談社学術文庫、2019年)