南岡山駅 (岡山県)

日本の岡山県岡山市にあった岡山臨港鉄道の駅

南岡山駅(みなみおかやまえき)は、かつて岡山県岡山市(現・南区)に存在した岡山臨港鉄道の駅(廃駅)である。岡山臨港鉄道線の廃止により、1984年12月30日に廃駅となった。

南岡山駅
みなみおかやま
Minami-Okayama
岡南元町 (0.3 km)
(1.3 km) 岡山港
地図
所在地 岡山県岡山市
所属事業者 岡山臨港鉄道
所属路線 岡山臨港鉄道線
キロ程 6.9 km(大元起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1947年昭和22年)2月17日
廃止年月日 1984年(昭和59年)12月30日
備考 貨物駅
汽車会社前(専用側線時代)
1960年(昭和35年)7月31日まで汽車会社前駅
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歴史

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1947年昭和22年)2月17日の専用側線として開業の際、汽車会社として開業した。地方鉄道として開業した際、汽車会社前駅に改称された。岡山臨海鐡道本社と機関区を擁する中心駅であった。地方鉄道として開業時から倉敷絹織山陰木材防腐の専用線を分岐し、1953年(昭和28年)4月に同和鉱業1958年(昭和33年)8月に大建ウォールボード工業の専用線が新設された。1960年(昭和35年)8月1日に汽車会社の撤退により、当駅は南岡山駅に改称された。1962年(昭和37年)8月に自社倉庫への側線が新設された。1968年(昭和43年)10月1日、旅客業務と手小荷物業務を岡南元町駅に分離し貨物専業となった。1976年(昭和51年)10月に丸正製粉専用線が新設された。

駅構造

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4線を擁するヤードがあり、貨物専業駅となった後も旅客ホームは残っていた。岡山港駅方面へ出発の際には、安全を再確認する意味で2位色灯式の表示があった。それは、油圧連動によって変わり、岡山港駅方面へ列車が通過すると赤灯が、大元駅方面へ列車が通過すると青灯が点灯した。

利用状況

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1984年度の統計によると、年間の貨物取扱量は、到着量15,957t、発送量33,203tであった。

隣の駅

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岡山臨港鉄道
岡山臨港鉄道線
岡南元町駅 - 南岡山駅 - 岡山港駅

脚注

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参考文献

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  • 寺田裕一 著「線路・駅」、名取紀之 編『岡山臨海鐡道』(初版)ネコ・パブリッシング、東京都目黒区〈RM LIBRARY 197〉、2016年1月1日、28-33頁。ISBN 978-4-7770-5391-9 

関連項目

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外部リンク

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