目黒区
目黒区(めぐろく)は、東京都の区部南西部に位置する特別区[1]。
めぐろく 目黒区 | |||||
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国 |
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地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 東京都 | ||||
市町村コード | 13110-5 | ||||
法人番号 | 1000020131105 | ||||
面積 |
14.67km2 | ||||
総人口 |
284,763人 [編集] (推計人口、2022年12月1日) | ||||
人口密度 | 19,411人/km2 | ||||
隣接自治体 | 品川区、大田区、世田谷区、渋谷区 | ||||
区の木 | シイ | ||||
区の花 | ハギ | ||||
区の鳥 | シジュウカラ | ||||
目黒区役所 | |||||
区長 | 青木英二 | ||||
所在地 |
〒153-8573 東京都目黒区上目黒二丁目19番15号 北緯35度38分29秒 東経139度41分54秒 / 北緯35.6415度 東経139.69828度座標: 北緯35度38分29秒 東経139度41分54秒 / 北緯35.6415度 東経139.69828度 ![]() | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理編集
東京23区の南西部、武蔵野台地の南東部に位置する。目黒川と呑川が形成する谷とその支谷が台地を刻んでおり、標高5m未満から35m以上まで起伏に富んだ坂が多いことが特徴である[2]。
面積は1,470haであり、これは東京23区中で16番目となる[2]。
隣接する自治体・行政区編集
次の特別区に囲まれている。
港区は三田(港区の三田とは別)一丁目の近傍にあるが、わずかに接していない。
河川・水路・池編集
区内には、以下の二級河川がある。
これらの川は、呑川の一部と目黒川のみが地表を流れており、他は支流の羅漢寺川なども含めて区内では暗渠にされている[3]。
主な池は以下の通りである。
歴史編集
- 原始、古墳時代
- 東山貝塚遺跡:23区内の3大貝塚の一つ。旧石器時代から古墳時代の遺跡が重層的に発見されており、氷期、縄文海進期、古代海退期と超長期的に利用された場所である。縄文時代の遺跡は区内に数多い。
- 古代
- 武蔵国荏原郡に属す。
- 9世紀頃大鳥神社、目黒不動、法眼寺が建てられる。
- 横山党目黒氏の荘園「菅刈荘」であったと伝えられる(目黒高校近辺が居館であったという伝承がある)。
- 中世
- 区内に鎌倉道幹線が整備された。
- 後北条氏勢力下となってからは、吉良氏の所領となった。
- 近世
- 江戸時代には孟宗竹の産地であり、現在の目黒区南部、品川区境で採れる筍は名産品であった。
- 近・現代
- 1874年 八雲小学校設置。
- 1896年 ビール工場開場。
- 1907年 目黒競馬場開設。
- 1927年 東急東横線開通。
- 1933年 目黒競馬場廃止。
- 1994年 防衛庁移転計画に基づき統合幕僚学校・三自衛隊の幹部学校が移駐、目黒駐屯地として開設。
- 2003年 - 目黒区ポイ捨てなどのないまちをみんなでつくる条例制定。
- 区の沿革
- 1867年 武蔵知県事管轄地となる。
- 1869年 品川県の一部となる。
- 1871年 東京府の一部となる。
- 1889年5月1日 荏原郡三田村、上目黒村、中目黒村、下目黒村が目黒村に、碑文谷村、衾村が碑衾村になる。
- 1922年12月1日 荏原郡目黒村が荏原郡目黒町になる。
- 1927年4月1日 荏原郡碑衾村が荏原郡碑衾町になる。
- 1932年10月1日 目黒町と碑衾町が東京市に編入、2町の区域をもって東京市目黒区となる。
- 1936年 区役所を中央町二丁目に移転。
- 1980年9月20日 区歌「めぐろ・みんなの歌」を制定。
- 1981年8月1日 防災行政無線運用開始。
- 2003年1月6日 区役所を上目黒二丁目に移転。
人口編集
目黒区と全国の年齢別人口分布(2005年) | 目黒区の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 目黒区
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
目黒区(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
昼夜間人口編集
2005年の夜間人口(居住者)は248,749人であるが、区外からの通勤者と通学生および居住者のうちの区内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は271,320人で昼は夜の1.091倍の人口になる[4]。
地域編集
祭事、イベント編集
- 目黒区さんままつり:落語「目黒のさんま」に因んだ行事である。なお、この祭りについては類似の祭りが品川区の目黒駅付近などでも行われる。落語の詳細は目黒のさんま#「目黒のさんま」にちなんだ祭り参照。
- 自由が丘女神まつり
- 祐天寺み魂まつり
- 中目黒夏祭り
- 大鳥神社、氷川神社の剣の舞
- 目黒ばやし
- 日蓮宗寺院御会式
- 目黒リバーサイドフェスティバル
- 国際交流フェスティバル
- 目黒川さくらフェスタ
- 中目黒祭り
町丁編集
区内の町丁数は88で、これは東京23区の中で6番目に少ない[5]。 目黒区では、全域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。
町名 | 町名読み | 町丁新設年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施直前町名 | 備考 |
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青葉台一丁目 | あおばだい | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒1・6〜8、駒場町 | |
青葉台二丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒1・6〜8、駒場町 | ||
青葉台三丁目 | 1969年1月1日 | 1969年1月1日 | 上目黒1・6〜8、駒場町 | ||
青葉台四丁目 | 1969年1月1日 | 1969年1月1日 | 上目黒1・6〜8、駒場町 | ||
大岡山一丁目 | おおおかやま | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 大岡山(全) | |
大岡山二丁目 | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 大岡山(全) | ||
大橋一丁目 | おおはし | 1969年1月1日 | 1969年1月1日 | 上目黒7・8 | |
大橋二丁目 | 1969年1月1日 | 1969年1月1日 | 上目黒7・8 | ||
柿の木坂一丁目 | かきのきざか | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 柿ノ木坂、中根町 | |
柿の木坂二丁目 | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 柿ノ木坂、中根町 | ||
柿の木坂三丁目 | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 柿ノ木坂、中根町 | ||
上目黒一丁目 | かみめぐろ | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒2・3(全)、上目黒1・4・6、中目黒2 | |
上目黒二丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒2・3(全)、上目黒1・4・6、中目黒2 | ||
上目黒三丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒2・3(全)、上目黒1・4・6、中目黒2 | ||
上目黒四丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒2・3(全)、上目黒1・4・6、中目黒2 | ||
上目黒五丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒2・3(全)、上目黒1・4・6、中目黒2 | ||
五本木一丁目 | ごほんぎ | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒5、中目黒3、三谷町 | |
五本木二丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒5、中目黒3、三谷町 | ||
五本木三丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒5、中目黒3、三谷町 | ||
駒場一丁目 | こまば | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 駒場町 | |
駒場二丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 駒場町 | ||
駒場三丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 駒場町 | ||
駒場四丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 駒場町 | ||
下目黒一丁目 | しもめぐろ | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 下目黒1〜4 | |
下目黒二丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 下目黒1〜4 | ||
下目黒三丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 下目黒1〜4 | ||
下目黒四丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 下目黒1〜4 | ||
下目黒五丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 下目黒1〜4 | ||
下目黒六丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 下目黒1〜4 | ||
自由が丘一丁目 | じゆうがおか | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 自由ヶ丘(全)、緑ヶ丘 | |
自由が丘二丁目 | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 自由ヶ丘(全)、緑ヶ丘 | ||
自由が丘三丁目 | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 自由ヶ丘(全)、緑ヶ丘 | ||
洗足一丁目 | せんぞく | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 洗足、原町、富士見台 | |
洗足二丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 洗足、原町、富士見台 | ||
平町一丁目 | たいらまち | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 平町 | |
平町二丁目 | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 平町 | ||
鷹番一丁目 | たかばん | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 鷹番町、本郷町、碑文谷2、清水町、三谷町 | |
鷹番二丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 鷹番町、本郷町、碑文谷2、清水町、三谷町 | ||
鷹番三丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 鷹番町、本郷町、碑文谷2、清水町、三谷町 | ||
中央町一丁目 | ちゅうおうちょう | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 唐ヶ崎町(全)、鷹番町、中目黒4、上目黒5 | |
中央町二丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 唐ヶ崎町(全)、鷹番町、中目黒4、上目黒5 | ||
中町一丁目 | なかちょう | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒3・4、下目黒4、上目黒5 | |
中町二丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒3・4、下目黒4、上目黒5 | ||
中根一丁目 | なかね | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 中根町、平町 | |
中根二丁目 | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 中根町、平町 | ||
中目黒一丁目 | なかめぐろ | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒1〜3、上目黒1、三田 | |
中目黒二丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒1〜3、上目黒1、三田 | ||
中目黒三丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒1〜3、上目黒1、三田 | ||
中目黒四丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒1〜3、上目黒1、三田 | ||
中目黒五丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒1〜3、上目黒1、三田 | ||
原町一丁目 | はらまち | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 原町 | |
原町二丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 原町 | ||
東が丘一丁目 | ひがしがおか | 1964年7月1日 | 1964年7月1日 | 芳窪町、大原町 | |
東が丘二丁目 | 1964年7月1日 | 1964年7月1日 | 芳窪町、大原町 | ||
東山一丁目 | ひがしやま | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒6・7 | |
東山二丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒6・7 | ||
東山三丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒6・7 | ||
碑文谷一丁目 | ひもんや | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 碑文谷3(全)、碑文谷1・2、清水町、宮ヶ丘、本郷町、柿ノ木坂、三谷町 | |
碑文谷二丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 碑文谷3(全)、碑文谷1・2、清水町、宮ヶ丘、本郷町、柿ノ木坂、三谷町 | ||
碑文谷三丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 碑文谷3(全)、碑文谷1・2、清水町、宮ヶ丘、本郷町、柿ノ木坂、三谷町 | ||
碑文谷四丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 碑文谷3(全)、碑文谷1・2、清水町、宮ヶ丘、本郷町、柿ノ木坂、三谷町 | ||
碑文谷五丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 碑文谷3(全)、碑文谷1・2、清水町、宮ヶ丘、本郷町、柿ノ木坂、三谷町 | ||
碑文谷六丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 碑文谷3(全)、碑文谷1・2、清水町、宮ヶ丘、本郷町、柿ノ木坂、三谷町 | ||
三田一丁目 | みた | 1967年5月1日 | 1967年5月1日 | 三田、下目黒1、中目黒1 | |
三田二丁目 | 1967年5月1日 | 1967年5月1日 | 三田、下目黒1、中目黒1 | ||
緑が丘一丁目 | みどりがおか | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 緑ヶ丘 | |
緑が丘二丁目 | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 緑ヶ丘 | ||
緑が丘三丁目 | 1965年1月1日 | 1965年1月1日 | 緑ヶ丘 | ||
南一丁目 | みなみ | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 高木町(全)、富士見台、宮ヶ丘 | |
南二丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 高木町(全)、富士見台、宮ヶ丘 | ||
南三丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 高木町(全)、富士見台、宮ヶ丘 | ||
目黒一丁目 | めぐろ | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒1・3、下目黒1〜4、三田 | |
目黒二丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒1・3、下目黒1〜4、三田 | ||
目黒三丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒1・3、下目黒1〜4、三田 | ||
目黒四丁目 | 1967年3月1日 | 1967年3月1日 | 中目黒1・3、下目黒1〜4、三田 | ||
目黒本町一丁目 | めぐろほんちょう | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 月光町、東町、向原町(以上全)、清水町、碑文谷1・2 | |
目黒本町二丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 月光町、東町、向原町(以上全)、清水町、碑文谷1・2 | ||
目黒本町三丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 月光町、東町、向原町(以上全)、清水町、碑文谷1・2 | ||
目黒本町四丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 月光町、東町、向原町(以上全)、清水町、碑文谷1・2 | ||
目黒本町五丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 月光町、東町、向原町(以上全)、清水町、碑文谷1・2 | ||
目黒本町六丁目 | 1966年3月1日 | 1966年3月1日 | 月光町、東町、向原町(以上全)、清水町、碑文谷1・2 | ||
八雲一丁目 | やくも | 1964年7月1日 | 1964年7月1日 | 衾町、宮前町(以上全)、中根町、大原町、芳窪町 | |
八雲二丁目 | 1964年7月1日 | 1964年7月1日 | 衾町、宮前町(以上全)、中根町、大原町、芳窪町 | ||
八雲三丁目 | 1964年7月1日 | 1964年7月1日 | 衾町、宮前町(以上全)、中根町、大原町、芳窪町 | ||
八雲四丁目 | 1964年7月1日 | 1964年7月1日 | 衾町、宮前町(以上全)、中根町、大原町、芳窪町 | ||
八雲五丁目 | 1964年7月1日 | 1964年7月1日 | 衾町、宮前町(以上全)、中根町、大原町、芳窪町 | ||
祐天寺一丁目 | ゆうてんじ | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒4・5、中目黒3 | |
祐天寺二丁目 | 1968年1月1日 | 1968年1月1日 | 上目黒4・5、中目黒3 |
ナンバープレート編集
目黒区は、品川ナンバー(東京運輸支局本庁舎)を割り当てられている。
ケーブルテレビ編集
- イッツ・コミュニケーションズ(区内全域)
行政編集
新しく移転した区役所は、2000年に経営破綻した旧千代田生命保険本社ビル(設計・村野藤吾)を区が買収し、総合庁舎として改修したもの。旧区役所は床面積の狭さに問題があり、移転が課題となっていた。2006年12月頃、多数の区議が政務調査費を不正に使用もしくは私的流用をしているとオンブズマン(代表は元自民党区議会議員・その後無所属議員)が主張したことが原因で政治的混乱が起こった(目黒ショック)。
区長編集
地域行政・行政サービス編集
目黒区では、行政の単位として地区・住区という地域単位を設定している。
住区・住区住民会議編集
目黒区では住民の利便性を図り、地域ごとの特色ある街づくりを支援するため、独自の行政上の単位として小学校の通学区域を基本とした22の住区を設定している。住区は住人の生活に最も密着した地域社会が形成されるような地域単位であると想定され、区の地域政策の基本単位である。
各住区には住区センターが設置され、住民の交流活動や学校外教育活動の場として利用されてきた。また各住区では個人、町会、自治会、PTA、商店会、社会教育関係団体等により住区住民会議という組織が作られ、住区の問題に対して対応するようになっている。
もともと各住区センターには住区サービス事務所が設けられ、区が行う行政サービスの一部が受けられるようになっていた。しかし後により広い範囲を基本とした地区サービス事務所が開設されると、行政サービスは地区サービス事務所に移り、現在住区センターは住区住民会議や住民の集会を行う場として使われている。住区センターには児童館や老人憩いの場などが併設されている例もある。
地区サービス事務所編集
行政の効率化を図り、従来、住区サービス事務所で提供されてきた行政サービスの範囲を拡大するために、4つの地区サービス事務所が設置されている。地区はその中で生活が充足できるような地域単位として想定され、住区よりも広い範囲を対象とするような地域政策の単位である。地区サービス事務所では住民票の届出や証明をはじめ、各種の基本的な行政サービスを受けることができる。
行政サービス窓口編集
地区サービス事務所の窓口業務を補完する存在として、特に人の集まる場所などに設置されている。利用できる行政サービスは、特に利用頻度の高い窓口サービスに限られる。
議会編集
目黒区議会編集
- 会派
会派名 | 略称 | 議席数 | 幹事長 | 副幹事長 |
---|---|---|---|---|
自由民主党目黒区議団 | 自民 | 10 | 佐藤昇 | 鈴木まさし |
公明党目黒区議団 | 公明 | 6 | 武藤まさひろ | 川原のぶあき |
フォーラム目黒(立憲民主・無所属の会) | フォ | 5 | 鴨志田リエ | 金井ひろし |
日本共産党目黒区議団 | 共産 | 5 | 岩崎ふみひろ | 松嶋祐一郎 |
新風めぐろ | 新風 | 3 | かいでん和弘 | 吉野正人 |
会派に属さない議員 | 無 | 5 |
- 委員会
委員会名 | 略称 | 議席数 | 委員長 | 副委員長 |
---|---|---|---|---|
企画総務委員会 | 企総 | 9 | 川原のぶあき(公明) | かいでん和弘(無・新風) |
生活福祉委員会 | 生福 | 9 | 鴨志田リエ(フォ) | 松嶋祐一郎(共産) |
都市環境委員会 | 都環 | 8 | 岩崎ふみひろ(共産) | いその弘三(自民) |
文教・子ども委員会 | 文教 | 8 | 田島けんじ(自民) | 金井ひろし(フォ) |
議会運営委員会 | 議運 | 10 | おのせ康裕(自民) | 武藤まさひろ(公明) |
総合戦略・感染症対策等調査特別委員会 | 10 | 河野陽子(自民) | 佐藤ゆたか(公明) |
東京都議会編集
- 2021年東京都議会議員選挙
- 選挙区:目黒区選挙区
- 定数:3人
- 任期:2021年7月23日 - 2025年7月22日
- 投票日:2021年7月4日
- 当日有権者数:232,430人
- 投票率:43.03%
候補者名 | 当落 | 年齢 | 党派名 | 新旧別 | 得票数 |
---|---|---|---|---|---|
伊藤悠 | 当 | 44 | 都民ファーストの会 | 現 | 23,117票 |
斉藤泰宏 | 当 | 58 | 公明党 | 現 | 16,515票 |
西崎翔 | 当 | 37 | 立憲民主党 | 新 | 16,044票 |
星見定子 | 落 | 63 | 日本共産党 | 現 | 16,038票 |
鈴木隆道 | 落 | 70 | 自由民主党 | 元 | 13,509票 |
栗山芳士 | 落 | 51 | 自由民主党 | 元 | 10,342票 |
平松健詩 | 落 | 25 | 無所属 | 新 | 2,662票 |
- 2017年東京都議会議員選挙
- 選挙区:目黒区選挙区
- 定数:3人
- 任期:2017年7月23日 - 2021年7月22日
- 投票日:2017年7月2日
- 当日有権者数:229,319人
- 投票率:50.36%
候補者名 | 当落 | 年齢 | 党派名 | 新旧別 | 得票数 |
---|---|---|---|---|---|
伊藤悠 | 当 | 40 | 都民ファーストの会 | 元 | 47,674票 |
斉藤泰宏 | 当 | 54 | 公明党 | 現 | 19,077票 |
星見定子 | 当 | 59 | 日本共産党 | 新 | 18,572票 |
栗山芳士 | 落 | 47 | 自由民主党 | 現 | 14,455票 |
鈴木隆道 | 落 | 66 | 自由民主党 | 現 | 13,912票 |
衆議院編集
- 東京都第5区
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 手塚仁雄 | 55 | 立憲民主党 | 前 | 111,246票 | ○ |
比当 | 若宮健嗣 | 60 | 自由民主党 | 前 | 105,842票 | ○ |
田淵正文 | 63 | 日本維新の会 | 新 | 54,363票 | ○ |
- 東京都第7区
- 選挙区:東京7区(渋谷区、中野区の一部、杉並区方南、品川区の一部、目黒区の一部)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 投票日:2021年10月31日
- 当日有権者数:459,575人
- 投票率:56.47%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 長妻昭 | 61 | 立憲民主党 | 前 | 124,541票 | ○ |
松本文明 | 72 | 自由民主党 | 前 | 81,087票 | ○ | |
辻健太郎 | 35 | 日本維新の会 | 新 | 37,781票 | ○ | |
込山洋 | 47 | 無所属 | 新 | 5,665票 | ||
猪野恵司 | 38 | NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で | 新 | 3,822票 |
対外関係編集
友好都市編集
外国公館編集
- 大使館
- アルジェリア民主人民共和国大使館(三田)
- アゼルバイジャン共和国大使館(東が丘)
- エジプト・アラブ共和国大使館(青葉台)
- ガボン共和国大使館(東が丘)
- ケニア共和国大使館(八雲)
- モーリタニア・イスラム共和国大使館(五本木)
- ネパール大使館(下目黒)
- パプアニューギニア独立国大使館(下目黒)
- ポーランド共和国大使館(三田)
- セネガル共和国大使館(青葉台)
- スーダン共和国大使館(八雲)
- タイ王国大使館武官事務所(下目黒)
- トーゴ共和国大使館(八雲)
産業編集
目黒区の主な事業所編集
- i2テクノロジーズ本社、JDAソフトウェア・ジャパン本社
- アドバンテッジリスクマネジメント本社
- アマゾンジャパン本社
- 生島企画室(芸能プロダクション)
- オークラ出版本社
- 紀伊国屋書店本社
- 芸映(芸能事務所)
- サクマ製菓本社
- 敷島製パン(Pasco)イーストカンパニー
- スタンレー電気本社
- スピックインターナショナル本社
- 田辺エージェンシー(芸能プロダクション)
- ダノンジャパン本社
- 東急ストア本社
- 東急トランセ本社
- 東急バス本社
- 日本ビール本社
- ネコ・パブリッシング本社
- バカラ(芸能事務所)
- 博水社(飲料メーカー)
- ハーゲンダッツジャパン本社
- パスコ(航空測量)本社
- パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス本社
- ドン・キホーテ(ディスカウントストア)本社
- ホリプロ本社
- 目黒雅叙園本社
- 牧野フライス製作所本社
- モノリスソフト本社
- ユニリーバ・ジャパン本社
- LITALICO本社
- 若築建設本社
交通編集
道路編集
- 一般道路
- 放射道路
- 北側から
- 玉川通り(国道246号)
- 駒沢通り(東京都道416号古川橋二子玉川線)
- 目黒通り(東京都道312号白金台町等々力線)
- 北側から
- 環状道路
- 都心側から
- 旧山手通り(東京都道317号環状六号線支線)
- 山手通り(東京都道317号環状六号線)
- 26号線通り、三宿通り(東京都道420号鮫洲大山線)
- 環七通り(東京都道318号環状七号線)
- 自由通り(東京都道426号上馬奥沢線)
- 都心側から
- 放射道路
- 高速道路
鉄道編集
東京23区の中で鉄道駅の数が最も少ない。
- 自由が丘駅 - 緑が丘駅
- 中目黒駅
目黒駅(JR東日本山手線・東急目黒線・南北線・三田線)は目黒区に近接しているが、品川区内にある。また、山手線は区内(三田一丁目)をわずかに通るが駅はないため、所在地が目黒区になっている在来線の駅は一つもない。池尻大橋駅(東急田園都市線)は駅名が世田谷区池尻と目黒区大橋から併せて採られており、構内の一部は目黒区にまたがるが、駅の所在地としては世田谷区である。大岡山駅(東急目黒線・大井町線)は、駅名が目黒区の地名から採られ、構内の一部は目黒区にまたがるが、駅の所在地としては大田区となる。
この他、目黒区界に近い駅(概ね徒歩5分圏)として下記も利用可能。
- JR東日本山手線(埼京線・湘南新宿ライン)・東京メトロ日比谷線 - 恵比寿駅(渋谷区)
- 東急田園都市線 - 駒沢大学駅(世田谷区)
- 東急目黒線 - 不動前駅・武蔵小山駅・西小山駅(いずれも品川区。西小山駅は駅のすぐ脇が目黒区界)、奥沢駅(世田谷区)
- 東急大井町線 - 九品仏駅(世田谷区)、北千束駅(大田区)
- 京王井の頭線 - 神泉駅(渋谷区)
- 小田急小田原線 - 東北沢駅(世田谷区)
- 小田急小田原線・東京メトロ千代田線 - 代々木上原駅(渋谷区)
バス編集
- 東急バス - 東山に本社、目黒本町に目黒営業所がある[注釈 1]。区内を走る路線バスの大多数は同社の運行。目黒営業所の他、淡島、弦巻、下馬、瀬田の各営業所が担当。
- 東急トランセ - 東急バス子会社(本社所在地は東急バスと同じ)。代官山循環線の一部区間が目黒区にまたがるほか、区内路線の一部を東急バスから運行受託。
- 小田急バス - 国道246号(渋24・26系統)、淡島通り(渋54系統)、環七(下61系統、駒沢陸橋停留所の下北沢方向)を走行。
- フジエクスプレス - 住友不動産青葉台タワーと渋谷駅を結ぶバスを運行。
- サンクスネイチャーバス - 自由が丘周辺を走る無料巡回バス。2経路あり、一部世田谷区にもまたがる。
2013年4月1日以降、23区で唯一都営バスが走っていない[9][注釈 2]。
高速バス編集
区内には高速バスのターミナルとなる場所はないが、大橋の国道246号沿いに小田急ハイウェイバスの池尻大橋停留所(東急バス大橋停留所に併設)があり、御殿場駅や箱根方面へ行くことが可能。なお、降車停留所(上り)は世田谷区池尻にある。
なお、池尻大橋にはJRバス関東なども停留所を設けているが、こちらは降車専用となっている。
住宅編集
大規模マンション編集
- クロスエアタワー
- 中目黒アトラスタワー
- 恵比寿ガーデンテラス
- パークホームズ目黒ザ・レジデンス
- プラウド駒場
- プリズムタワー
住宅団地編集
- 中目黒ゲートタウン(上目黒2丁目再開発事業) - UR(都市再生機構)住宅を含む
- 中目黒アトラスタワー(上目黒1丁目再開発事業) - UR住宅を含む
- 上目黒団地(上目黒、分譲68 1958年)
- 上目黒大橋団地(大橋 市街地住宅 賃貸104 1963年 現存 譲渡返還)
- 目黒鷹番町団地(鷹番 市街地住宅 賃貸24 1958年)
- 都営大橋二丁目アパート(大橋 2-13、1967年)
- 都営東が丘一丁目第3アパート(東が丘 1-10、1996年)
- 都営目黒南二丁目アパート(南 2-1、1992年)
- 都営八雲一丁目アパート(八雲 1-1、1997 - 1999年)
- 都営碑文谷二丁目アパート(碑文谷 2-4、2000 - 2002年)
- 都営碑文谷五丁目アパート(碑文谷 5-16、1978年)
- 都営碑文谷五丁目第2アパート(碑文谷 5-17、1993年)
- 都営目黒一丁目アパート(目黒 1-1、1966 - 1969年)
教育編集
大学編集
- 東京大学駒場キャンパス
- 東京工業大学大岡山キャンパス
- 産業能率大学代官山キャンパス
- 東京音楽大学中目黒・代官山キャンパス
- 東京医療保健大学国立病院機構キャンパス
- 東京学芸大学は1964年に小金井市へ、東京都立大学 (1949-2011)は1991年に八王子市へそれぞれ移転した(附属高校等、一部施設は存続)が、駅名にその名が残されている。その後の駅名改称に関する議論については各駅の項目を参照。
専門学校編集
- グレッグ外語専門学校 自由が丘校
- 東京染色美術専門学校
- レコールバンタン 東京校
- 日本書道専門学校
- 杉野学園 ドレスメーカー学院
中等教育学校編集
高等学校編集
- 公立
- 私立
- 目黒日本大学高等学校 - 日出高等学校から改称。
- トキワ松学園高等学校
- 日本工業大学駒場高等学校
- 多摩大学目黒高等学校
- 八雲学園高等学校
- 目黒学院高等学校
- 自由ヶ丘学園高等学校
中学校編集
- 私立
- 公立
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小学校編集
幼稚園編集
インターナショナルスクール編集
施設編集防衛省・自衛隊編集司法編集
警察編集消防編集
図書館編集「目黒区立図書館」を参照
区内8か所に区立図書館があるほか、区内の次の大学図書館は事前申請により一般利用が可能。 児童館編集子育て支援のための施設。
学童保育編集共働き家庭などの子供を預かる施設。 劇場・多目的ホール編集
美術館・博物館編集医療編集
公園編集都立公園編集区立公園編集宗教施設編集神社編集仏教寺院編集詳細は「Category:目黒区の寺」を参照
キリスト教会編集文化団体・スポーツチーム編集音楽関連団体編集関連人物編集出身者編集芸能人編集
諸分野編集
ゆかりがある人物編集皇族編集居住者編集関連作品編集詳細は「Category:目黒区を舞台とした作品」を参照
脚注編集注釈編集出典編集
外部リンク編集 |