卞視援(ピョン・シウォン、朝鮮語: 변시원1993年4月1日 - )は、大韓民国慶尚南道昌原市出身のプロ野球選手投手)。改名前の名前は「卞珍洙(ビョン・ジンス、변진수)」だった。

卞視援(ビョン・シウォン)
Byeon Si-Won
斗山ベアーズ時代
(2012年)
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 慶尚南道昌原市
生年月日 (1993-04-01) 1993年4月1日(31歳)
身長
体重
178 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 ドラフト2巡目
初出場 KBO/ 2012年6月13日
最終出場 KBO/ 2023年9月10日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
ピョン・シウォン
各種表記
ハングル 변시원
漢字 卞視援
発音: ピョンシウォン
英語表記: Byeon Si-Won
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経歴 編集

アマチュア時代 編集

冲岩高等学校時代は5試合連続完投という大記録をたてる、慶南高のエースである韓賢熙に投げ勝つなど、輝かしい成績を残した。

斗山時代 編集

2012年斗山ベアーズから指名され入団。同年はブルペンの即戦力として31試合に登板して31.2イニングを投げて4勝1セーブ、2ホールド、平均自責点1点台を記録してチームのブルペン陣に厚みを持たせた。同年のロッテ・ジャイアンツとの準プレーオフ4回戦で1.2イニング無失点好投を広げてポストシーズンに強みを見せた。

また同年は6月24日のハンファ・イーグルス戦では10回表にプロ入り初となる打者としての出場を果たした。結果は2アウトランナー2塁から馬一英の前にショートゴロだった。

2013年はポストシーズンで4.1イニング無失点好投をしてチームが韓国シリーズに進出することに大きく貢献した。 特にネクセン・ヒーローズとの準プレーオフ3回戦では救援で登板。姜正浩文宇藍を連続三振で処理した後に次の回で6打者連続凡打処理する好投を見せた[1]。彼の好投に力づけられた斗山ベアーズは李沅錫のサヨナラ安打で準プレーオフ3回戦で勝利した。

2014年以降は振るわず、これといった成績を残せなかった。

2016年に警察野球団に入団。

2017年オフに除隊され斗山に復帰した。

2019年は一度も一軍出場することはなかった。さらに2019年は二軍でも出場機会は少なくなり、わずか10試合にしか出場できなかった。

起亜時代 編集

2019年オフの余剰戦力を対象とした2次ドラフト起亜タイガースから指名を受け斗山から移籍した。

2020年1月、現在の名前に改名。

だが起亜時代の一軍登板は2年間で5試合にとどまり、2021年10月29日にウェーバー公示され、11月5日に自由契約選手となった[2]

キウム時代 編集

2022年は無所属で、2023年シーズンからキウム・ヒーローズと契約した[3]

同年は4試合しか出場できず、10月16日に李榮浚洪成民らとともにキウムからウェーバー公示され[4]、10月23日、自由契約選手となった。

プレースタイル 編集

ストレート、チェンジアップ、スローカーブ、スライダーを駆使する下手投げ。


詳細情報 編集

年度別投手成績 編集

年度 チーム 平均自責点 試合 完投 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 打者 投球回 被安打 被本塁打 四球 死球 奪三振 失点 自責点
2012 斗山 1.71 31 0 0 4 0 1 2 1.000 118 31.2 15 0 11 3 18 6 6
2013 4.70 38 0 0 2 1 0 6 0.667 170 38.1 37 2 19 8 20 21 20
2014 5.08 31 0 0 0 0 0 3 - 141 33.2 35 3 10 4 29 21 19
2015 10.80 1 0 0 1 0 0 0 1.000 9 1.2 1 0 3 1 1 2 2
2018 10.13 10 0 0 0 0 0 0 - 52 10.2 16 2 2 4 8 12 12
2020 KIA 3.60 4 0 0 1 0 0 0 1.000 25 5 8 0 3 0 1 4 2
2021 27.00 1 0 0 0 0 0 0 - 7 0.2 1 0 3 1 0 2 2
2023 キウム 42.43 4 0 0 0 0 0 0 - 19 2.1 6 1 4 2 2 11 11
通算 8シーズン 42.43 120 0 0 8 1 1 11 0.889 541 124 119 8 55 22 79 79 74

背番号 編集

  • 63 (2012年 - 2015年、2019年、2021年)
  • 17 (2018年)
  • 48 (2020年)
  • 66 (2023年)

代表歴 編集

脚注 編集

  1. ^ “準プレーオフ好投”. https://m.sports.naver.com/kbo/news/read.nhn?oid=311&aid=0000267601 
  2. ^ https://tigers.co.kr/contents/press/993961
  3. ^ https://moneys.mt.co.kr/news/mwView.php?no=2022112813581664623
  4. ^ https://www.heroesbaseball.co.kr/story/heroesNews/list.do

外部リンク 編集

  • 選手の各国通算成績 KBO