吉田大橋(よしだおおはし)とは、愛知県豊橋市にある一級河川豊川に架かる橋である。一般には、豊橋市の今橋(いまはし)町・関屋町(旧渥美郡)と下地(しもじ)町(旧宝飯郡)を結ぶ国道1号の橋のことを呼ぶが、船町(ふなまち)(旧渥美郡)と下地町(旧宝飯郡)を結ぶ旧東海道(現在は愛知県道496号白鳥豊橋線)の豊橋(とよはし:豊橋市の名の由来)を指すこともある。

豊橋市役所展望台から望む吉田大橋

歴史 編集

もともと東海道は現在と違うところで豊川を渡っていたが、江戸時代に東海道が豊橋(吉田大橋)を渡るルートに定められ、江戸幕府がこの大橋を管理下に置いて天下橋となった。これが船町(下流)側の大橋(豊橋)のルーツである。これが昭和時代になり、国道1号の整備と共に大橋の東の酒井忠次が架けたとされる辺りにもう1つの大橋(吉田大橋)を架けた。これが八町(上流)側の大橋である。この時点で正式に、この東の八町の橋が吉田大橋(国道1号)、西の下流側の船町の橋が豊橋(愛知県道496号白鳥豊橋線)という名になった。

なお、豊橋市#市名の由来を参照。

近郊の橋 編集

上流側は「牛川の渡し」を間において下条橋が架かる。下流側は、まず豊橋があり、JR東海道本線飯田線、および名鉄名古屋本線在来線鉄橋(右岸が下地駅、左岸が船町駅)やJR東海道新幹線の鉄橋を挟んで上渡津橋が架かる。そして、渡津橋があり、豊川最河口には豊川橋が架かる。

アクセス 編集

関連項目 編集

座標: 北緯34度46分18.3秒 東経137度23分25.7秒 / 北緯34.771750度 東経137.390472度 / 34.771750; 137.390472