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向洋(むかいなだ)は、広島市南区に位置する地区であり、ここでは町名に「向洋」を冠する地区の総称として用いる。

向洋
広島市立向洋新町小学校(2023年)/ 地域を代表する施設の1つである。
広島市立向洋新町小学校(2023年)/
地域を代表する施設の1つである。
日本の旗 日本
都道府県 広島県の旗 広島県
市町村 広島市
南区
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
734-0055・734-0056・734-0061・734-0062・734-0063
市外局番 082[1]

概要 編集

地理 編集

広島県を流れる太田川支流猿猴川の河口東側に位置する。

隣接している地区 編集

町名と地誌 編集

  • 向洋新町一丁目 ‐ 四丁目(むかいなだしんまち)
  • 向洋本町(むかいなだほんまち)
  • 向洋中町(むかいなだなかまち)
  • 向洋大原町(むかいなだおおはらちょう)
  • 向洋沖町(むかいなだおきまち)

このうち、向洋新町一丁目 ‐ 四丁目はニュータウンであり、「洋光台」と言う愛称でも呼ばれる[2]

歴史 編集

1929年昭和4年)4月1日まで、向洋地区は「安芸郡仁保村」(途中で仁保島村から改称)の一部に含まれていた。1945年昭和20年)8月6日広島市への原爆投下では、爆心地から5km離れているにもかかわらず、本地区で被爆した人もいる[3]

主要施設 編集

かつては、スーパーマーケットを運営する、おおうちが向洋大原町に本店を置いていた。

交通  編集

バス 
  • 広電バス - 4号線、7号線に向洋新町車庫行きの路線がある。
  • 広島バス - 21号線(宇品線)が、向洋大原や洋光台団地に発着する路線である。
  • 芸陽バス - 東雲線(41号線)が、国道2号線沿道のバス停に停車するが、本数は少ない。
道路 
  • 国道2号新広島バイパス) - 向洋本町及び向洋新町一丁目を通過する。
  • 黄金橋 - 前述の国道2号の。向洋本町から対岸の仁保二丁目に架かっている。
  • 東洋大橋 - 向洋大原町から、対岸の仁保沖町に架かっているが、マツダ構内の私道であり、一般の人は利用できない。
  • 海田大橋 - 向洋沖町上を通過するが、同地区内から直接乗り入れることはできない。
鉄道
  • 地区内は通過していない。JR山陽本線向洋駅安芸郡府中町)が最寄り駅となる。(名称に“向洋”とつくが、向洋地区を通過していない。これは向洋地区の住民が後述の松田重次郎とともに資金を集めて設立した請願駅だからである[4]

出身・ゆかりのある人物 編集

脚注 編集

  1. ^ <市外局番の一覧> (令和4年3月1日現在)” (PDF). 総務省 (soumu.go.jp). 2023年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月23日閲覧。
  2. ^ 向洋ニュータウン洋光台”. 広島市. 2023年4月11日閲覧。
  3. ^ 広島の声 - 広島・長崎の記憶~被爆者からのメッセージ - 朝日新聞社”. www.asahi.com. 2023年5月29日閲覧。
  4. ^ なぜ府中町に向洋駅”. 府中町. 2023年4月4日閲覧。

関連項目  編集