善南寺

岐阜県池田町にある寺院

善南寺(ぜんあんじ)は、岐阜県池田町にある浄土宗の寺院。伝教大師最澄が開いたと伝わる。西美濃三十三霊場8番札所。

善南寺
所在地 岐阜県揖斐郡池田町片山2663-5
位置 北緯35度25分28.7秒 東経136度33分31.7秒 / 北緯35.424639度 東経136.558806度 / 35.424639; 136.558806座標: 北緯35度25分28.7秒 東経136度33分31.7秒 / 北緯35.424639度 東経136.558806度 / 35.424639; 136.558806
山号 高尾山
宗派 浄土宗
本尊 十一面子安観音菩薩
創建年 弘仁2年(811年)
開基 伝教大師最澄
中興年 元禄12年(1699年)
札所等 西美濃三十三霊場8番
法人番号 8200005006337 ウィキデータを編集
善南寺の位置(岐阜県内)
善南寺
善南寺
善南寺 (岐阜県)
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弘仁2年(811年)に伝教大師最澄が池田山山腹に開いたと伝わる。開創当初は天台宗の寺院として伽藍を備え、寺領350石末寺18ヵ寺があった。平安末期平治の乱に敗れて落ち延びた源義平を寺に匿ったために罪を問われ、寺を焼き討ちされた。その後、堂ヶ谷に草庵として再興。文和2年(1353年)には南北朝の戦乱を避け揖斐川町の小島頓宮へ逃れてきていた後光厳天皇が行幸している。寛文6年(1666年)東光谷に伽藍を再興し、元禄12年(1699年)には玄誉上人を勧請開祖として浄土宗に改宗した。江戸時代は周辺十三ヵ村によって護持され、寺領410町を有していた。大正8年(1919年)火災により焼失し、昭和18年(1943年)に現在地に再興された。