多治見まつり(たじみまつり)は、岐阜県多治見市多治見駅前 - 多治見市役所等で毎年11月3日に開催されているイベントである。

概要 編集

多治見国長土岐頼定などといった武将に扮した行列が、東濃路に戦国絵巻を繰り広げる、40年以上続く市民の祭典である。
市長、議長、区長が扮する三武将や、公募で募った奥方役の後、ボーイ・ガールスカウトが扮する少年忍者や虫の垂れ姿が続く。武者行列の前後には市民によるパレードも並ぶ。
うながっぱを始め、数多くのゆるキャラもパレードに参加している。
多治見駅前では「おまつり広場」、本町オリベストリートでは「オリベの陣」が開催されている。
新型コロナウイルスの影響で2020年2021年の開催は中止となった。

由来と経歴 編集

この祭りの由来は「多治見国長」という人物の存在から成っているとされている。
多治見国長は、鎌倉時代に活躍した美濃国・土岐一族同族の武将である。後醍醐天皇鎌倉幕府討伐計画に参加しようとしたところ、何者かによって密告され、3000人以上の軍勢に囲まれるも、僅か20人で戦った末に命を落とした(詳細は「正中の変」を参照)。
ぎんざ商店街には、国長が住んでいた屋敷が100mに並んで続いていたと言われており、現在も11月3日になると市民によって祭礼が行われている。

パレードのルート 編集

多治見市役所からスタートし、ぎんざ商店街、多治見橋、ながせ商店街、多治見駅、駅前商店街、昭和橋、広小路商店街を経由して多治見市役所へ戻ってくるコースとなっている。

アクセス 編集

JR多治見駅から
南口広場(「おまつり広場」会場):徒歩1分
多治見市役所(パレード出発点):徒歩15分
本町オリベストリート(「オリベの陣」会場):徒歩15分

脚注 編集

外部リンク 編集