夜が明けるまで』(よるがあけるまで、Our Souls at Night)は2017年に配信が開始されたアメリカ合衆国恋愛映画である。監督はリテーシュ・バトラ、主演はロバート・レッドフォードジェーン・フォンダが務めた。本作はケント・ハルフ2015年に上梓した小説『Our Souls at Night』を原作としている。

夜が明けるまで
Our Souls at Night
監督 リテーシュ・バトラ
脚本 スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー
原作 ケント・ハルフ
Our Souls at Night
製作 ロバート・レッドフォード
エリン・シムズ
フィノーラ・ドワイヤー
製作総指揮 ベン・オーマンド
ポーリン・フィッシャー
出演者 ロバート・レッドフォード
ジェーン・フォンダ
イアン・アーミテージ
マティアス・スーナールツ
音楽 エリオット・ゴールデンサール
撮影 スティーヴン・ゴールドブラット
編集 ジョン・F・ライオンズ
製作会社 ネットフリックス
配給 世界の旗 ネットフリックス
公開 世界の旗 2017年9月29日
上映時間 103分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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ストーリー 編集

妻を亡くしてからというもの、ルイス・ウォーターズは孤独な生活を送っていた。ある日の晩、隣の家に住むエディーが彼を訪ねてきた。エディーもまた未亡人であり、孤独に耐えながらも懸命に生きていた。時折、エディーはルイスとベッドを共にし、孤独に耐える方法について語り合っていた。その関係はプラトニックなものではあったが、近所の人たちは2人に肉体関係があると確信していた。ある日、エディーとの関係を友人にからかわれたルイスは、怒って喫茶店を後にしてしまった。また、エディーも友人からルイスとの関係を詮索された。2人は誤解を打ち消す方法を話し合うために、レストランで会うことになった。

エディーの息子であるジーンは7歳になるジェイミーの育児に悪戦苦闘し、半ばノイローゼ状態に陥った。その様子を見かねたルイスは子守を引き受け、ジェイミーと一緒に遊んであげた。しかし、ルイスとエディーの関係を知ったジーンはすぐさまジェイミーを引き取りに来た。傷心のルイスはエディーを連れて旅に出た。2人は旅先で一線を越えることとなった。

愛を育む2人だったが、別れの時は突然やって来た。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹き替え(Netflixで配信。)

日本語版スタッフ:演出:佐藤宏樹、翻訳:小椋牧子、制作:東北新社

製作 編集

2016年7月7日、ネットフリックスはケント・ハルフの小説『Our Souls at Night』の映画化に際して、リテーシュ・バトラを監督に起用し、スコット・ノイスタッターとマイケル・H・ウェバーに脚色を依頼すると発表した[2]。9月中には主要キャストが発表された[3]

本作の主要撮影は2016年9月12日にコロラド州で始まり、同年11月2日に終了した[4][5]

公開 編集

2017年9月1日、本作は第74回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された。なお、本作での演技が高く評価されたレッドフォードとフォンダには栄誉金獅子賞が授与された[6]

評価 編集

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには36件のレビューがあり、批評家支持率は92%、平均点は10点満点で7.7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『夜が明けるまで』はシンプルではあるが手堅いキャンパスを提供しており、2人の名優が物語に命を吹き込むための場が作られた。それによって、原作の落ち着いた力強さが表現できている。」となっている[7]。また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は69/100となっている[8]

出典 編集

外部リンク 編集