大塚海渡

日本の競馬騎手

大塚 海渡(おおつか かいと、2000年10月25日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・美浦トレーニングセンター所属の騎手である。茨城県出身。

大塚海渡
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 茨城県
生年月日 (2000-10-25) 2000年10月25日(23歳)
身長 162.8 cm[1]
体重 46.8 kg[1]
血液型 O型
騎手情報
所属団体 JRA
所属厩舎 美浦・木村哲也 (2019.3.1 - 2021.1.20)
美浦・フリー(2021.1.21 - )
初免許年 2019年
免許区分 平地・障害
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来歴 編集

2016年競馬学校騎手課程に入学[2]2019年2月、競馬学校騎手課程を卒業(第35期[注 1])。

2019年3月に木村哲也厩舎から騎手デビュー。大塚の父は勢司和浩厩舎で調教助手をしており[4]、勢司厩舎の調教助手・厩務員だった木村の先輩にあたる。また、美浦の乗馬苑のスポーツ少年団で3歳年下の木村の息子と一緒に乗馬を行っていたなどの縁があった[5]

同年4月7日中山第12レースを自厩舎のリモンディで制し、デビューから25戦目で初勝利を挙げた。木村にとっても通算200勝の区切りの勝利となった[5]

2020年1月5日、中山第7レースにおいて勢司厩舎のラッキーアドバンスに騎乗した際、最後の直線コースで転倒し、落馬負傷した[6]。この時、後方を走行していた1頭が落馬・3頭の進路を妨害したと判定されたため、2020年1月18日から開催2日間の騎乗停止処分となった[7]。この落馬で脳挫傷を起こし、休養に入った。 なお、後続の三浦皇成騎手は骨折の大怪我、騎乗馬は予後不良となった。

2021年1月12日、木村から受けたとする暴言・暴行等のパワーハラスメントについて茨城県警稲敷警察署に被害届を提出、水戸地方裁判所土浦支部損害賠償請求訴訟を起こした[8][9]。2021年1月21日よりフリー騎手となった[10]

2022年7月10日福島3Rでジュンツーポイントに騎乗して実戦復帰を果たした(9着)[11]

人物 編集

目標とする騎手はジョアン・モレイラ。馬の脚を余さないところを尊敬している。一番勝ちたいレースは東京優駿で、ダービージョッキーが目標。

騎乗成績 編集

概要 編集

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗 2019年3月2日 2回中山3日目1R 3歳未勝利 ヤシャジン 16頭 15 9着
初勝利 2019年4月7日 3回中山6日目12R 4歳以上1000万下 リモンディ 16頭 6 1着

年度別成績 編集

大塚海渡の年度別成績(netkeiba.com)を参照

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 同期には斎藤新岩田望来亀田温心小林凌大菅原明良団野大成がいる[3]

出典 編集

  1. ^ a b 騎手名鑑. JRA. 2019年8月8日閲覧
  2. ^ 斎藤師長男など8名 来年度競馬学校騎手課程合格者が発表. UMA-JiN(2015年10月26日付). 2019年6月30日閲覧
  3. ^ JRA競馬学校騎手課程卒業式 岩田ジュニアの望来君「日本でも海外でも活躍」. スポーツ報知(2019年2月12日付). 2019年6月30日閲覧
  4. ^ 2013年10月20日 勝負根性+スタミナ自慢のユールシンギング. 競馬ラボ. 2021年1月12日閲覧
  5. ^ a b 【木村哲也調教師×大塚海渡騎手】「競馬学校期間中は…怒鳴り倒しましたね…」前編 / シリーズ師弟対談” (2019年5月5日). 2019年8月20日閲覧。
  6. ^ 大塚海渡騎手が10日の福島競馬で復帰、落馬負傷から2年半ぶり「支えてくれた方に恩返しを」”. 日刊スポーツ (2022年7月6日). 2022年7月6日閲覧。
  7. ^ 開催競馬場・今日の出来事、明日の取消・変更等(1月5日(日曜)) JRA”. www.jra.go.jp. 2020年1月6日閲覧。
  8. ^ 大塚海渡騎手、木村哲也調教師をパワハラ提訴 度重なる暴言、暴行受け…損害賠償求める”. www.sponichi.co.jp. 2021年1月12日閲覧。
  9. ^ JRAの大塚海渡騎手「調教師から暴行」と被害届 競馬
  10. ^ 大塚 海渡騎手が所属変更 JRA”. www.jra.go.jp. 2021年1月20日閲覧。
  11. ^ 約2年半ぶりに実戦復帰した大塚海渡騎手は9着 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年7月10日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集