大石千代子

日本の小説家

大石 千代子(おおいし ちよこ、1907年2月7日 - 1979年1月5日)は、日本の小説家福岡県出身。第9回芥川賞候補。

大石 千代子
誕生 有山千代子
1907年2月7日
日本の旗 日本福岡県京都郡豊津町
死没 (1979-01-05) 1979年1月5日(71歳没)
日本の旗 日本
職業 小説家
最終学歴 福岡県立京都女学校卒業
活動期間 1929年 - 1979年
代表作 『ベンゲット移民』(1939年)
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経歴・人物 編集

1907年福岡県京都郡豊津町生まれ。京都高等女学校(現・福岡県立京都高等学校)卒業。本名は有山千代子。鶴田知也らの同人誌「村の我等」に参加。ブラジルフィリピンに滞在した経験を持ち、移民や大陸開拓の題材が多い[1]

71歳で他界。

受賞歴・候補歴 編集

  • 1929年 - 『婦人公論』懸賞小説一等入選。
  • 1939年 - 『ベンゲット移民』で、第9回芥川賞予選候補。

作品 編集

  • 『ベンゲット移民』(1939年、岡倉書房
  • 『交換船』(1940年、金星堂
  • 『山に生きる人々』(1943年、洛陽書院
  • 『黒い眉』(1955年、文學界「隊商」16集)
  • 『白い夜明け』(1956年、同誌18集)
  • 『人柱』(1960年、新流社
  • 『底のない沼』(1962年、三一書房
  • 『ベンゲット道路』(1963年、日本週報社
  • 『いいこと三つ 』(1979年、秋書房

出典 編集

  1. ^ 宮本百合子『文学の大陸的性格について』(厚生閣「月刊文章」、1940年)

参考資料 編集