嬬恋郷土資料館

日本の群馬県吾妻郡嬬恋村にある資料館

嬬恋郷土資料館(つまごいきょうどしりょうかん)は、群馬県吾妻郡嬬恋村にある村営の資料館である。

嬬恋郷土資料館
嬬恋郷土資料館
地図
施設情報
事業主体 嬬恋村
管理運営 嬬恋村
開館 1983年
所在地 377-1524
群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原494
位置 北緯36度30分59.31秒 東経138度32分52.72秒 / 北緯36.5164750度 東経138.5479778度 / 36.5164750; 138.5479778座標: 北緯36度30分59.31秒 東経138度32分52.72秒 / 北緯36.5164750度 東経138.5479778度 / 36.5164750; 138.5479778
外部リンク 嬬恋郷土資料館
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概要 編集

1983年昭和58年)に開館。開館当時から嬬恋村直営の公営資料館。1783年天明3年)に起きた浅間山天明大噴火に起因する大規模な土石なだれによって埋没した「鎌原村(現在の嬬恋村大字鎌原地区)」の資料や絵図、発掘した民家の出土品などが中心に展示されており、火山災害と江戸時代の人々の生活文化を垣間見ることができる。嬬恋村の歴史を語る上では欠かせない「天明3年の浅間山大噴火」による大災害とその復興を伝承していくことがテーマともなっている。また、縄文時代の遺跡から出土した土器類の常設展示は、嬬恋村に古くから人が生活していたことを証明するもので、当時から信州(長野県)との交流が盛んに行われていたこともわかる。その他、嬬恋村特産のキャベツについての解説資料が展示されている。

  • 入館料は(1名あたり)、大人300円(団体240円)、こども150円(団体120円)※団体は30名以上。
  • 休館日は、毎週水曜日(祝日の場合は木曜日)、年末年始(12月27日から1月4日)※ただし、7月と8月は無休。

所在地は、群馬県吾妻郡嬬恋村大字鎌原494番地

文化財 編集

常設展示されている「今井東平遺跡注口土器2点(黒色磨研注口土器)」は、縄文時代(紀元前1500年頃)に作製されたもので、群馬県の重要文化財に指定されている(1997年平成9年)3月28日指定)。土器は大小の2個一組で、形成の段階で表面を磨くように滑らかに仕上げ、黒色に焼き上げてあるのが特徴的で、大きさも一定の法則をもって作製されている(縦横比が1:1.4、大小の比率も1:1.4)。全国的にも珍しく貴重なものとされており、完全な状態で出土したために補修などは一切していない。

関連項目 編集

同じ敷地内にあり、埋没したなど石段とともに「天明三年浅間焼け遺跡」となっており、厄除け観音として親しまれている(群馬県指定史跡)。
プリンスホテルが経営する公園。天明3年の浅間山大噴火の痕跡でもある。当館との共通券を発行しており連携関係にある。
長野原町が経営する火山博物館を併設した公園である。こちらは火山に関する博物館で、当館と対を成す施設とも言える。

交通アクセス 編集

鉄道、バス利用

自動車利用

  • 関越自動車道「渋川伊香保インターチェンジ」から国道17号、353号、145号、144号経由で約90分。
  • 上信越自動車道「碓氷軽井沢インターチェンジ」から国道18号、146号、浅間白根火山ルート(鬼押しハイウェー)経由で約60分。

外部リンク 編集