安田 雪(やすだ ゆき、1963年2月23日[1] - )は、日本の社会学者、関西大学社会学部教授。

略歴 編集

東京生まれ。本姓・松尾[2]。1986年国際基督教大学教養学部卒業。1994年コロンビア大学大学院博士課程修了、Ph.D.取得。1994年立教大学社会学部専任講師、1995年助教授、GBRC社会ネットワーク研究所所長、東京大学ものづくり経営研究センター、2006年東京大学経済学研究科特任助教授[3]、2008年関西大学社会学部教授(現在に至る)。組織や社会集団を中心に、分野横断的にネットワークの構造と影響を考察する「社会ネットワーク分析」に従事。[4] 2022年7月より2023年3月まで南カリフォルニア大学客員研究員。

著書 編集

  • 『日米市場のネットワーク分析 構造社会学からの挑戦』木鐸社 1996
  • 『ネットワーク分析 何が行為を決定するか』ワードマップ 新曜社 1997
  • 『大学生の就職活動 学生と企業の出会い』中公新書 1999
  • 『実践ネットワーク分析 関係を解く理論と技法』新曜社 2001
  • 『働きたいのに・・・高校生就職難の社会構造』勁草書房 2003
  • 『人脈づくりの科学 「人と人との関係」に隠された力を探る』日本経済新聞社 2004
  • 『「つながり」を突き止めろ 入門!ネットワーク・サイエンス』光文社新書 2010
  • 『パーソナルネットワーク 人のつながりがもたらすもの』ワードマップ 新曜社 2011
  • ルフィの仲間力 『One piece』流、周りの人を味方に変える法』アスコム 2011 のちPHP文庫
  • 『ルフィと白ひげ信頼される人の条件 「ONE PIECE」に学ぶ、希望を運ぶリーダーシップ』アスコム


共編

翻訳 編集

  • マイケル・S-Y.チウェ『儀式は何の役に立つか ゲーム理論のレッスン』新曜社 2003
  • ロナルド・S.バート『競争の社会的構造 構造的空隙の理論』新曜社 2006
  • ウオウター・デノーイ,アンドレイ・ムルヴァル,ヴラディミール・バタゲーリ『Pajekを活用した社会ネットワーク分析』監訳 東京電機大学出版局 2009
  • トーマス・ヴァレンテ『社会的ネットワークと健康』森亮・安田雪 共訳 東京大学出版会 2018

論文 編集

脚注 編集

  1. ^ 『現代日本人名録』2002年
  2. ^ 国会図書館著者標目
  3. ^ 科研
  4. ^ 『「つながり」を突き止めろ』著者紹介

外部リンク 編集