小池大橋飲酒運転事故
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小池大橋飲酒運転事故(こいけおおはしいんしゅうんてんじこ)とは、2000年4月9日、神奈川県座間市で発生した飲酒運転による交通事故である。
日付 | 2000年(平成12年)4月9日 |
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時間 | 1時55分頃(JST) |
場所 |
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座標 | 北緯35度29分27.3秒 東経139度24分47秒 / 北緯35.490917度 東経139.41306度座標: 北緯35度29分27.3秒 東経139度24分47秒 / 北緯35.490917度 東経139.41306度 |
死者 | 2人 |
前年に発生した東名高速飲酒運転事故も受けて、危険運転致死傷罪の成立に影響した。
事故概要 編集
2000年4月9日1時55分ごろ、神奈川県座間市で神奈川県警察の検問を振り切り、猛スピードで逃走していた乗用車が、小池大橋で歩道を歩いていた大学生2人をはね即死させた。
裁判 編集
2000年当時は交通事故による死傷事故は業務上過失致死傷罪で処理されていた。被疑者は同罪で起訴され横浜地方裁判所にて懲役5年6か月の実刑判決を受けた。
危険運転致死傷罪の成立へ 編集
この事故で犠牲となった大学生の母親が「悪質な運転で死亡事故を起こしながら窃盗罪(10年以下の懲役)より軽い業務上過失致死傷罪(5年以下の懲役)で処理されるのはおかしい」とし、法改正を求める署名活動を開始した。前年に発生した東名高速飲酒運転事故の遺族らもこの運動に賛同した。
その後2001年10月、37万4339名の署名が集まりその前の同年6月に道路交通法改正案が、11月に刑法改正案がなされ、最高刑を懲役15年とする危険運転致死傷罪が成立した。
関連項目 編集
- 飲酒運転
- 業務上過失致死傷罪
- 危険運転致死傷罪
- 東名高速飲酒運転事故
- 福岡海の中道大橋飲酒運転事故
- 0からの風 - この事故を元にした映画