山口勇子
日本の児童文学作家
山口 勇子(やまぐち ゆうこ、1916年10月22日 - 2000年1月3日[1])は、日本の児童文学作家、小説家。
原水爆禁止日本協議会理事、日本民主主義文学同盟の副議長もつとめた。
経歴
編集広島県広島市出身[1]。広島女学院専門学校中退。広島にて被爆した体験をもとにした文学作品を発表する。
1982年(昭和57年)に長編小説『荒れ地野ばら』にて第14回多喜二・百合子賞を受賞する。
創作活動の傍ら、原水爆禁止日本協議会代表理事となり反核運動に取り組む。東京上野恩賜公園のモニュメント「原爆の火」設立の発起人にもなった[2]。
著書
編集児童向け
編集- 『スカーフは青だ』(新日本出版社) 1969
- 『かあさんの野菊』(新日本出版社) 1974
- 『絵本 おこりじぞう』(四国五郎画、金の星社) 1979 ISBN 978-4323002378
- 『人形マリー』(新日本出版社) 1980
- 『おこりじぞう』(新日本出版社) 1982
- 『ヒロシマの火』(新日本おはなし文庫) 1988
一般向け
編集- 『荒れ地野ばら』(新日本出版社) 1981
- 『みずき芽吹くとき』(新日本出版社) 1984
- 『海はるか』(新日本出版社) 1988
- 『にんげんの鎖』全2巻(新日本出版社) 1989
共著
編集- 『短編集 真夏日に撃たれて』(原爆と文学の会編、日曜舎) 1995
- 『短編集 竹筒に花はなくとも』(原爆と文学の会編、日曜舎) 1997