岡信子
日本の童話作家
来歴・人物
編集岐阜県に生まれ、東京で育つ。菊華中学・高等学校(現・杉並学院中学高等学校)を卒業した後、短期大学に進学した。高校時代は歯科医を継ぐものと理系の勉学に取り組んでいたが、自分に向いてないと思い、短期大学で幼児教育を学ぶ[1]。卒業後は幼稚園教諭になり、後に童話創作に専念。日本児童教育専門学校で教鞭をとり、後進の育成にも励む。
短大で創作童話の講義を受けた後、児童心理学者の早川元二より書き続けることを勧められ、童話作家を志した[1]。
代表作に、日本児童文芸家協会賞を受賞した『花・ねこ・子犬・しゃぼん玉』のほか、小学一年生の教科書に30年にわたり掲載された『はなのみち』[2]などがある。
著書
編集- 『チムとターク』(世界文化社) 1978、のちリーブルより再刊 2003
- 『夜あるくお人形』(文研出版) 1974
- 『うたうロットンくん』(岩崎書店) 1978
- 『ぽけぽけぽけっと』(日本教文社) 1979
- 『まぐまぐこぐま』(日本教文社) 1979
- 『できたぞともだち』(太平出版社) 1979
- 『リーンローンたぬきバス』(岩崎書店) 1981
- 『おばあさんのふしぎなこねこ』(旺文社) 1984
- 『みつけたぞ ほりだしもの』(ひさかたチャイルド) 1984
- 『海の見える観覧車』(小学館) 1984
- 『パジャマでおでかけ』(佼成出版社) 1985
- 『けんかのけんた』(ひさかたチャイルド) 1985
- 『あまえっこちびた』(ポプラ社) 1985
- 『やさしいにくまれっ子』(旺文社) 1985
- 『あの子のことはひみつだよ』(岩崎書店) 1985
- 『きえたリスのきょうだい』(岩崎書店) 1986
- 『けんたのひみつのともだち』(くもん出版) 1986
- 『ながしびなのねがいごと』(世界文化社) 1987
- 『あめふりこねことうんどうかい』(教育画劇) 1987
- 『異人館に消えた男の子』(ひさかたチャイルド) 1987
- 『くまっこ・まぐ』(日本教文社) 1988
- 『だだっ子みきちゃん1ねんせい』(金の星社) 1990
- 『赤い帽子・黒い鬼』(佼成出版社) 1990
- 『ころがりおちた神さま』(旺文社) 1992
- 『こぐまのまぐの なつやすみ』(教育画劇) 1993
- 『いきたいなゆうえんち』(教育画劇) 1996
- 『おめんでぼうけん』(小学館) 1996
- 『花・ねこ・子犬・しゃぼん玉』(旺文社) 1997 - 第22回日本児童文芸家協会賞
- 『はなのみち』(岩崎書店) 1998
- 『ちなの小さな白い羽』(リーブル) 1999
- 『おおきなキャベツ』(金の星社) 2001
- 『おじいちゃんのふね』(リーブル) 2007
- 『おむすびくん』(地方・小出版流通センター) 2008
- 『海に消えた小さな晴れ着』(学研教育出版) 2014
脚注・出典
編集- ^ a b 日本児童教育専門学校講師紹介および「先生からのメッセージ」 (2014年11月25日閲覧)
- ^ 教科書出版 光村図書による自社教科書所載作品一覧 - 「はなのみち」は昭和55年版より掲載されている。
- ^ “役員名簿”. 日本文藝家協会. 2014年11月25日閲覧。
- ^ 児童文化功労者一覧 - 日本児童文芸家協会