島田 陽一(しまだ よういち、1953年 - )は、日本法学者。専門は労働法早稲田大学法学学術院名誉教授。元学校法人早稲田大学副総長、元中央労働委員会公益委員弁護士

略歴 編集

早稲田大学高等学院を経て、1975年早稲田大学法学部卒業。1983年、早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学

1984年、小樽商科大学専任講師助教授、1994年同教授。1997年から早稲田大学法学部教授。 2010年、早稲田大学理事、2014年同大学副総長就任。2018年の総長選挙では落選。2023年3月末をもって定年により退任した。最終講義のタイトルは「早稲田での教員生活を振り返って -労働法研究と教員の4つの役割-」。

人物 編集

  • 早稲田大学法学部の先輩である鎌田薫総長の下、副総長まで登りつめたが、2018年の総長選では本命とされながら決選投票の末政経学部の田中愛治に敗れ、2代連続の法学部出身総長とはならなかった[1]
  • 弟子に、細川良(青山学院大学教授)、鈴木俊晴(早稲田大学教授)、小山敬晴(大分大学准教授)、古賀修平(宮崎産業経営大学講師)らがいる。

著書・論文等 編集

  • 『労働法〔第5版〕』(浅倉むつ子盛誠吾と共著 有斐閣アルマ 2015年)
  • 『ケースブック労働法〔第4版〕』(荒木尚志奥田香子土田道夫中窪裕也水町勇一郎村中孝史森戸英幸と共著 有斐閣 2015年)
  • 「正社員改革と雇用改革」季刊労働法247号(2014年)
  • 「労働移動と雇用改革」日本労働研究雑誌55巻12号(2014年)
  • 「企業組織再編と労働関係―労働法学の立場から」ジュリスト1326号(2007年)
  • 「有期契約労働法制の現状と立法課題」民商法雑誌134巻6号(2006年)
  • 「ホワイトカラー労働者と労基法41条2号」季刊労働法214号(2006年)
  • 「CSR(企業の社会的責任)と労働法学の課題に関する覚書」季刊企業と法創造6号(2006年)
  • 「有期労働契約法制の現状と立法課題」民商法雑誌134巻6号(2006年)
  • 「情報と労働法」日本労働法学会誌105号(2005年)
  • 「日本における労働市場・企業組織の変容と労働法の課題」季刊労働法206号(2004年)

脚注 編集

外部リンク 編集