幡頭神社(はずじんじゃ)は、愛知県西尾市吉良町宮崎にある神社式内社で、旧社格県社

幡頭神社
Hazu-jinja (Nishio), haiden.jpg
拝殿
所在地 愛知県西尾市吉良町宮崎前留谷60-1
位置 北緯34度46分41.2秒
東経137度5分14.9秒
座標: 北緯34度46分41.2秒 東経137度5分14.9秒
主祭神 建稲種命
社格 式内社(小)
県社
創建 (伝)大宝2年(702年[1]
本殿の様式 三間社流造、檜皮葺
例祭 10月第1日曜日
地図
幡頭神社の位置(愛知県内)
幡頭神社
幡頭神社
幡頭神社の位置(日本内)
幡頭神社
幡頭神社
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鳥居

祭神編集

主祭神は尾張国造であり日本武尊の東夷御征で「幡頭」(はたがしら)を務めていたという伝承がある建稲種命である。他に誉多別命大物主命が合祀されている。

歴史編集

大宝2年(702年)に社殿が建立されたと伝えられる[1]。伝承によると、祭神である建稲種命は日本武尊との東国征伐の帰途に伊豆海上で亡くなり、その遺骸が宮崎の海岸に流れ着いたのを村人が祀ったことが由来とされている[2][1]

延長5年(927年)成立の『延喜式神名帳では参河国播豆郡に「羽豆神社」と記載され、式内社に列している[3]。また、『三河国内神名帳』では「正一位 羽利大明神 坐幡豆郡」と記載されている[3]

天正8年(1580年)に現在の本殿が再建された[1]

明治4年(1871年)に近代社格制度によって郷社となり、1921年大正10年)に県社となった。1921年(大正10年)4月30日には本殿が当時の古社寺保存法に基づき特別保護建造物に指定された[4]1950年昭和25年)8月29日の文化財保護法施行以後は重要文化財)。1957年(昭和32年)には境内社の神明社本殿と熊野社本殿が愛知県指定有形文化財となった。

2015年平成27年)9月1日から2016年(平成28年)9月30日にかけて、西尾市教育委員会が主導して本殿の保存修理工事が行われた[5]

境内編集

 
本殿(国の重要文化財
左右に熊野社・神明社。

三河湾を一望できる高台に境内がある。三間社流造・檜皮葺の本殿は、天正8年(1580年)の建築である。本殿のほかには、拝殿・脇殿・神馬舎・手水舎・社務所がある。また境内社として、神明社・熊野社がある。

文化財編集

重要文化財(国指定)編集

  • 本殿(附 棟札3枚)(建造物)
    天正8年(1580年)建立。本殿の規模は小規模だが絵様は雄健な曲線を用い、内部の彫刻や蟇股の形は素朴な作りとなっている。屋根は桧皮葺になっており、庇が大きく反りかえっていることが特徴的である[1]。大正10年(1921年)4月30日指定[6]

愛知県指定文化財編集

  • 有形文化財
    • 境内社神明社本殿(建造物) - 天正8年(1580年)建立。昭和32年(1957年)指定。
    • 境内社熊野社本殿(建造物) - 天正8年(1580年)建立。昭和32年(1957年)指定。

現地情報編集

所在地

交通アクセス

脚注編集

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参考文献編集

  • 「幡頭神社」『日本歴史地名大系 23 愛知県の地名』平凡社、1981年。ISBN 4582490239
  • 『重要文化財幡頭神社本殿保存修理工事報告書』文化財建造物保存技術協会、西尾市教育委員会、2018年3月。

外部リンク編集