平成20年台風第6号
平成20年台風第6号(へいせい20ねんたいふうだい6ごう、アジア名:フンシェン、フィリピン名:フランク)は、2008年6月にフィリピンなどを襲った台風である。
台風第6号(Fengshen、フンシェン) | |
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カテゴリー3の タイフーン (SSHWS) | |
フィリピンを通過する台風第6号 | |
発生期間 |
2008年6月19日 9:00 - 6月26日 3:00 |
寿命 | 6日18時間 |
最低気圧 | 945hPa |
最大風速 (日気象庁解析) | 45m/s (90kt) |
最大風速 (米海軍解析) | 110kt |
死傷者数 | 死者1,371人・行方不明者87人 |
被害地域 | フィリピン、香港、マカオ、中国 |
プロジェクト : 気象と気候/災害 |
概要
編集2008年6月19日、フィリピンの東で台風6号が発生し、アジア名「フンシェン(Fengshen)」と命名された。命名国は中国で、「風神」を意味する[1]。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「フランク(Frank)」と命名している。台風は20日にフィリピンに上陸し、22日に首都マニラを直撃した。その後一旦は南シナ海に抜けたが、25日に中国の深圳市に再上陸した。そして26日、華南地方で熱帯低気圧に変わった。
被害・影響
編集台風による大雨により、至る所で土砂災害が発生し、合計で1,371人の死者と、87人の行方不明者が出た。最も被害が大きかったフィリピンでは、938人が死亡した[2][3][4]。
強風によって、シブヤン海を航行中にエンジン故障を起こし、座礁していた845人乗りのフェリー「プリンセス・オブ・ザ・スターズ」(日本から購入、元新日本海フェリー所属フェリーらいらっく) が沈没した。これにより行方不明者の数が700人を超えた。
外部リンク
編集脚注
編集- ^ “デジタル台風:2008年台風6号(フンシェン|FENGSHEN)”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年6月3日閲覧。
- ^ “The 10 Deadliest Typhoons In The PH” (英語). Moneymax (2015年7月12日). 2020年8月10日閲覧。
- ^ “THE DEADLIEST TYPHOONS OF THE PHILIPPINES (1947 – 2014)”. 2020年8月10日閲覧。
- ^ France-Presse, Agence (2014年12月7日). “Philippines’ 10 deadliest storms” (英語). INQUIRER.net. 2020年8月10日閲覧。