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神戸市交通局500形電車 > 広島電鉄570形電車

広島電鉄570形電車(ひろしまでんてつ570かたでんしゃ)とは、1971年神戸市電500形を譲り受けた広島電鉄路面電車である。

広島電鉄570形電車
千田車庫にて
千田車庫にて
基本情報
運用者 広島電鉄
種車 神戸市電500形
導入年 1971年
総数 17両
主要諸元
軌間 1,435 mm
車両定員 88(着席42)人
自重 15.54t(元J車)
15.49t(元K車)
17.00t(元L車)
車体長 13,410mm(元J車)
13,564mm(元K車)
13,700mm(元L車)
車体幅 2,375mm(元J車)
2,426mm(元K車)
2,426mm(元L車)
車体高 3,762mm(元J車)
3,758mm(元K車)
3,758mm(元L車)
車体 半鋼製
主電動機出力 45 kW × 2
駆動方式 吊り掛け
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2006年6月廃車 584号 江波車庫(許可を得て撮影) 2005年1月撮影

目次

概要編集

570形の元となる神戸市電500形は、最後まで残っていた車体更新車18両(571~580・583~587・590~592)のうち、事故廃車された583号を除く17両が広島電鉄に譲渡された。これらの車輌は、市電全廃の翌日より、数両ずつ広島に輸送され、殆ど改造されず、若干の整備の上入線した。なお、欠番を埋めるために590~592が改番され、車番が571~587に整理された。

元大阪市電の750形と共に13m級大型車として重用された。前面方向幕の大型化改造など受けた後、3両が冷房化改造されたが、元々車齢が高かった事から、残りの14両は改造されることなく、順次廃車されていった。このうち578はサンフランシスコ市に寄贈され、トロリーポールを装備のうえ市街中心部のマーケットストリートから、港湾地区の観光地フィッシャーマンズワーフに至る“F-Line”で動態保存されている。この車輌は578-Jへと改番されており、2014年時点の状態は「修繕中」とされている[1]

冷房改造された車両は、587が2003年、584が2006年に廃車され、現在は582が残るのみとなった。本車は1924年製の元神戸市電J車であり、700形への改造が当初計画通り進行していれば、本来は台車等を残して新造後十数年で姿を消す運命にあったが、改造を繰り返しているとはいえその車齢は90年以上に及ぶものとなった。書類上は大幅改造のため1950年代新造扱いとされているものの、車体の鋼体そのものは営業用で日本最古とされる阪堺電気軌道161形電車よりも古い。さらに、冷房改造まで実施されており、現役最古の鉄道における冷房車両である。

各車状況編集

車号 旧車号 竣工 所属 備考
571 571・K車 1973年1月 1998年3月廃車
572 572・K車 1971年11月 1987年6月廃車
573 573・K車 1971年11月 1990年7月廃車 正面から前ドアあたりで切断され、運転士養成所に実物大の運転台として現存
574 574・K車 1973年1月 1985年10月廃車
575 575・K車 1973年1月 1990年7月廃車
576 576・K車 1973年1月 1990年7月廃車
577 577・K車 1973年1月 1990年7月廃車
578 578・K車 1973年1月 1985年10月廃車 サンフランシスコ市へ寄贈
579 579・K車 1973年1月 1985年8月廃車
580 580・K車 1973年1月 1985年1月廃車
581 591・J車 1971年11月 1987年6月廃車
582 592・J車 1971年11月 千田車庫
583 590・J車 1971年11月 1984年8月廃車
584 584・L車 1971年11月 2006年6月廃車
585 585・L車 1971年11月 1985年10月廃車
586 586・L車 1971年11月 1985年10月廃車
587 587・L車 1971年11月 2003年3月廃車

脚注編集

  1. ^ Elrond Lawrence (April 2014). “Pretty Cool Cars”. Trains: 50. 

参考文献編集

関連項目編集