広橋具子
広橋 具子（ひろはし ともこ、生没年不明）は、後奈良天皇の掌侍。父は参議の水無瀬季兼。養父は准大臣の広橋守光。通称は卿内侍、勾常内侍、新大典侍、大納言典侍。水無瀬具子、藤原具子とも呼ばれる。従三位。
生涯 編集
参議の水無瀬季兼の娘として生まれる。後に准大臣の広橋守光の養女となる[1]。
『実隆公記』によれば、1508年（永正5年）に掌侍となる[2]。その際に、具子の呼称について当時の後柏原天皇から「侍従内侍」、三条西実隆より「少将の内侍」とそれぞれ案が出される呼称問題が起こった。結果的には「卿内侍」の呼称となった[2][3]。その後は勾常内侍、新大典侍、大納言典侍と改称した。
脚注 編集
- ^ “水無瀬家（羽林家）”. Reichsarchiv ～世界帝王事典～. 2021年1月18日閲覧。
- ^ a b 「戦国時代の宮廷生活」（奥野高廣、続群書類従完成会、2004年）
- ^ 「戦国期公家社会と荘園経済」（湯川敏治、続群書類従完成会、2005年）
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