広福寺 (土岐市)

岐阜県土岐市にある臨済宗妙心寺派の寺院

広福寺(こうふくじ)は岐阜県土岐市土岐津町にある十一面観世音菩薩を本尊とする臨済宗妙心寺派の寺院。山号は寿門山。中部四十九薬師霊場32番札所。前身の一つ、慈門山広徳寺はかつて行われていた土岐郡三十三所観音霊場で15番札所であった。

 広福寺
所在地 岐阜県土岐市土岐津町土岐口974-1
位置 北緯35度20分55.7秒 東経137度10分40.3秒 / 北緯35.348806度 東経137.177861度 / 35.348806; 137.177861座標: 北緯35度20分55.7秒 東経137度10分40.3秒 / 北緯35.348806度 東経137.177861度 / 35.348806; 137.177861
山号 寿門山
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 十一面観世音菩薩
創建年 寛永13年(1636年)
開山 清巌
開基 妻木頼利
札所等 中部四十九薬師32番
法人番号 3200005008437 ウィキデータを編集
広福寺の位置(岐阜県内)
広福寺
広福寺
広福寺 (岐阜県)
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寛永2年(1625年)に三河国挙母村の雲外霄公が崇禅寺中興清巌に開山を請い、領主の妻木頼利に願い七石二斗の寺領を得て堂宇を建立。寛永13年(1636年)に崇禅寺中興2世の見龍和尚が住持となり、慈門山広徳寺として開かれた。万治2年(1659年)、妻木氏が無嗣のため大幅減禄となり寺領を失った。創建当初は山間部にあったが、元禄年間のころ土岐口辛沢へ移転したとみられる。明治24年(1891年)に同地の寿陽山保福院と合併し、寿門山広福寺と改める。同34年(1901年)本堂と庫裏が火災で失われたため薬師堂のある現在地に移ることを決め、大正7年(1920年)に現在地に移転した。

本尊十一面観音のほか、左右に吒枳尼天薬師如来を祀る。

参考文献 編集

  • 冨永航平 『中部四十九薬師霊場巡礼』 p154-157 1999年