床松(とこまつ、1954年(昭和29年)8月1日[1] - )は、大相撲の元床山。本名は松井 博(まつい ひろし)。北海道函館市出身[1]春日野部屋所属。

人物 編集

中学2年の時に千葉県に転居[2]1970年10月に春日野部屋の床山に採用される[2]。部屋では栃錦から栃乃和歌まで3代にわたり、部屋の力士のマゲを結った[3]2015年1月に特等床山[4]2019年7月場所で停年を迎えた[5]。床松は現役末期は栃ノ心大銀杏を結い、栃ノ心が優勝したことが「一番の思い出」と語った[2]。栃ノ心について床松は「髪の量も柔らかさも結いやすい」とのこと[3]。栃ノ心は床松について「仕事が早い」と語った[3]

なお、彼以前にも「床松」の名前を名乗った床山は数人いたが、有名になることもなく短期間で廃業している。

履歴 編集

  • 1970年11月場所 - 採用。
  • 1999年以前 - 二等床山。
  • 2001年1月場所 - 一等床山に昇進。
  • 2015年1月場所 - 特等床山に昇進。
  • 2019年7月場所 - 停年退職。

脚注 編集

  1. ^ a b 『平成二十年度 大相撲力士名鑑』83頁。
  2. ^ a b c 相撲』2019年8月号109頁。
  3. ^ a b c 相撲ファン』vol.02、2015年9月号、22頁。
  4. ^ 床山一覧表
  5. ^ 『相撲』2019年8月号18頁。

参考文献 編集

  • 相撲」編集部編『平成二十年度 大相撲力士名鑑』ベースボールマガジン社、2008年。
  • 雑誌『相撲』2019年8月号、ベースボールマガジン社。
  • 『相撲ファン』vol.02、2015年9月号。