性病予防法

廃止された日本の法律

性病予防法(せいびょうよぼうほう)とは、性病の予防及び性病患者に対する適正な医療の普及を図ることによつて、性病が個人的にも社会的にも害を及ぼすことを防止し、もつて公共の福祉を増進することを目的として制定された法律である。1948年7月15日公布、9月1日施行。

性病予防法
日本国政府国章(準)
日本の法令
法令番号 昭和23年7月15日法律第167号
種類 医事法
効力 廃止
主な内容 性病の予防について
関連法令 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律労働安全衛生法学校保健安全法など
テンプレートを表示

1998年(平成10年)10月2日に感染症法が制定されたことにより、1999年(平成11年)4月1日に廃止された。その内容は現在、感染症法へ引き継がれている。

構成編集

  • 第1章 総則(第1条~第5条)
  • 第2章 届出(第6条~第7条)
  • 第3章 健康診断(第8条~第13条)
  • 第4章 治療(第14条~第15条)
  • 第5章 施設(第16条)
  • 第6章 費用(第17条~第21条)
  • 第7章 補則(第22条~第25条)
  • 第8章 罰則(第26条~第32条)

性病予防法に基づく狩込み編集

法が制定された後、第十一条を根拠に路上などで客引きをする売春婦などを捉え、命令書を渡して保健所へ同行、性病の検診を行う「狩込み」が行われるようになった。しかし1950年10月30日、法制意見局は「(性病の検診に関して)強制力の行使を許しているものではない」として警告が出したことから、狩込みは事実上中止に追い込まれた[1]

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 「狩込み-検診は違憲 法制意見局から警告」『朝日新聞』昭和25年11月2日3面

関連項目編集