新橋浅間神社(にいはしせんげんじんじゃ)[3]は、静岡県御殿場市新橋(にいはし)にある神社。

新橋浅間神社


拝殿

地図
所在地 静岡県御殿場市新橋2083
位置 北緯35度18分2.2秒 東経138度55分49.8秒 / 北緯35.300611度 東経138.930500度 / 35.300611; 138.930500座標: 北緯35度18分2.2秒 東経138度55分49.8秒 / 北緯35.300611度 東経138.930500度 / 35.300611; 138.930500
主祭神 木之花咲耶毘売命など
社格 旧村社
創建 1161年(応保元年)[1]、あるいは1193年(建久4年)[2]
例祭 10月9日
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鳥居

正式名称は単に浅間神社(せんげんじんじゃ)だが[4]、御殿場市内も含め、周辺に「浅間神社」が数多くあるため、区別の都合上、地名を冠して「新橋浅間神社」と表現されることがほとんどである[2][3]

概要 編集

御殿場駅の富士山口(西口)の近辺にある市内の中心的神社である。

創建は、1161年応保元年)に熊野信仰衆徒の鈴木氏が造営したとも、1193年建久4年)に源頼朝富士の巻狩りをした時とも伝えられる[2][1]

江戸時代、1680年延宝8年)の新橋村の『村鏡差出長』には、浅間・神明・八幡・天神・愛鷹大明神が合祀された「五社浅間宮」であったと記されている[1]

明治時代に入り、村社に指定されるが、1883年(明治16年)に富士登山の御殿場ルートが作られ、1889年(明治22年)に東海道線(現・御殿場線)が開通したことで、富士登山(御殿場ルート)の出発地として繁栄する[1]

当神社にて7月1日に富士山開山式、8月31日に富士山閉山式が行われる他、狭間の8月第1週末に催される「御殿場夏まつり歩行者天国」内の「御殿場わらじ祭り」も、当神社で行われる[5][6]

2001年(平成13年)5月、掘削工事の過程で出てきた飲用可能な湧水を「木の花名水」として提供開始[2]

2019年(平成31年)6月、境内に「恋人の聖地」を設置[2]

なお、浅間神社(富士山)の祭神である木之花咲耶毘売命は、縁結び・子宝・安産・育児祈願の子安神社の祭神としても知られているが、当神社でも祭神が同じ子安神社を、境内社として別個に設けている。

祭神 編集

主祭神
合祀神

境内 編集

  • 木の花名水(湧水)
  • 縁結びの小径
  • 恋人の聖地
  • 新橋地区コミュニティ供用施設
  • 木の花会館
  • 新橋せせらぎ公園
  • 黄瀬川
境内社
  • 子安神社 - 祭神: 木之花咲耶毘売命(子安大神)、例大祭: 3月最終日曜日(本来は4月5日)。

祭事 編集

  • 1月1日 - 歳旦祭
  • 1月15日 - 成人式
  • 2月3日 - 節分祭
  • 3月最終日曜 - 子安神社・例大祭
  • 7月1日 - 富士山開山式
  • 8月第1日曜 - 御殿場わらじ祭り
  • 8月31日 - 富士山閉山式
  • 10月9日 - 例大祭
  • 11月15日 - 七五三祈祷祭
  • 12月23日 - 新穀感謝祭
  • 12月31日 - 大祓式

脚注 編集

  1. ^ a b c d 新橋浅間神社 - 静岡浜松伊豆情報局
  2. ^ a b c d e 新橋浅間神社 - 静岡新聞
  3. ^ a b 新橋浅間神社 - 御殿場市観光協会
  4. ^ 浅間神社 - 静岡県神社庁
  5. ^ 御殿場夏まつり歩行者天国 - 静岡新聞
  6. ^ なぜ、御殿場で「わらじ祭り」が誕生したのか - 御殿場市観光協会