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有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう、学名Cysticercus cellulosae)は、ブタイノシシの筋肉に寄生する寄生虫で、成虫は有鉤条虫 Taenia solium であり、ヒトの小腸に寄生する、いわゆるサナダムシの一種である。ヒツジシカイヌネコネズミウシヒトにも寄生することがある。ヒトへの感染は、生きている有鉤嚢虫を保有する豚肉を摂取することによるものが主であるが、虫卵を含む食材を摂取することにより、体内でふ化した幼生が嚢虫化して発生する場合がある。ヒトにおいて嚢虫が脳や眼に寄生した場合は神経嚢虫症(Neurocysticercosis、NCC)など重篤な症状を示す。

有鉤嚢虫 Cysticercus cellulosae
分類
: 動物界 Animalia
: 扁形動物門 Platyhelminthes
: 条虫綱 Cestoda
亜綱 : 真性条虫亜綱 Eucestoda
: 円葉目 Cyclophyllidea
: テニア科 Taeniidae
: Cysticercus
: 有鉤嚢虫 C. cellulosae
学名
Cysticercus cellulosae[1]
和名
有鉤嚢虫、豚嚢虫

脚注編集

参考文献編集

  • 平詔亨ほか著 『家畜臨床寄生虫アトラス』 チクサン出版社 1995年 ISBN 9784885004100
  • 西山利正; 荒木恒治 「有鉤嚢虫症 ―臨床と疫学―」、『日本における寄生虫学の研究』 (目黒寄生虫館) 第7巻263-274頁、1999年。ISBN 978-4998072614http://www.kiseichu.org/Documents/J7-21-274.pdf 
  • 増田弘毅新田増雄中村直文塩川健工村裕子「日本における人体有鉤嚢虫症 (Cysticercuscellulosae hominis) ―感染後30年を経過したと考えられる1剖検例と文献的考察 (354例) ―」、『昭和医学会雑誌』第40巻第6号、昭和医学会、1980年、 669-688頁、 doi:10.14930/jsma1939.40.669

関連項目編集