服部千秋
服部 千秋(はっとり ちあき[2]、1959年〈昭和34年〉11月1日[3][4] - )は、日本の政治家。元兵庫県揖保郡太子町長(2期)。
服部 千秋 はっとり ちあき | |
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生年月日 | 1959年11月1日(65歳) |
出身校 |
東京外国語大学卒業 兵庫教育大学大学院修了 |
所属政党 |
(自由連合→) (無所属→) 日本維新の会 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2016年8月6日[1] - 2022年10月7日 |
当選回数 | 4回 |
在任期間 | 2003年4月30日 - 2016年 |
来歴
編集東京外国語大学卒業、兵庫教育大学大学院修了[3][4]。関西圏の高校、大学で英語教員として勤務。
2000年の第42回衆議院議員総選挙において、兵庫県第11区で自由連合から立候補したが落選。
2003年の太子町議会議員選挙において、無所属で立候補し初当選。
2016年7月10日に太子町長選挙で当選[5]。同年8月6日に就任。
2021年9月、次期教育長に元姫路市立飾磨東中学校長の楢野正樹を起用する人事案を町議会に提出。同年9月24日、同人事案は賛成8、反対5で可決された。しかし、選任経過を巡って一部議員から強い批判があり、服部の辞職勧告決議案が出された。同決議案は賛成5、反対8で否決された[7]。この人事案の背景には、教育長の沖汐守彦と服部との予算をめぐる激しい対立があった。
2022年5月末、町教委の40代の女性教育委員は楢野教育長に誘われ姫路市内の居酒屋に入り、2軒目の店を出た際、タクシーに乗るように腕をつかまれ、車中で手を握られた。同年7月14日、女性はセクハラを受けたとして教育委員を辞任[8]。8月22日、楢野は辞職願を提出し、26日付で教育長を辞職[9]。
同年9月26日、セクハラ問題を積極的に調査をしない服部の姿勢に反発を強めた町議会は、服部の不信任決議案を賛成9、反対3で可決[10]。服部は町議会を解散せず、10月7日付で失職した[11]。
自身の失職に伴い行われた同年11月13日の町長選挙に立候補したが、不信任決議を主導した議員団はかつて服部に更迭された元教育長の沖汐を対立候補として擁立、選挙戦の結果沖汐に敗れ落選した[12]。
2023年8月には日本維新の会の岡山県第1区支部長に選任され[13]、2024年10月の第50回衆議院議員総選挙に出馬したが、得票率6.9%で落選し供託金も没収となった。
脚注
編集- ^ 20. 兵庫県知事・市町長・議会議員任期満了日一覧/参考資料:兵庫県市町要覧
- ^ “太子町/市町の概要:兵庫県市町要覧”. www.sichouyouran.jp. 2022年6月21日閲覧。
- ^ a b c “太子町長選、現職の服部氏が再選”. 政治山. 2022年6月20日閲覧。
- ^ a b “主な経歴/兵庫県太子町ホームページ”. www.town.hyogo-taishi.lg.jp. 2022年6月20日閲覧。
- ^ “太子町長選挙(2016年7月10日投票) 結果”. 政治山. 2022年6月20日閲覧。
- ^ “太子町長選挙(2020年7月19日投票) 結果”. 政治山. 2022年6月20日閲覧。
- ^ “太子町、教育長人事で混乱 一部町議が町長を批判し辞職求める”. 神戸新聞 (2021年9月25日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “太子町教育長がセクハラか 「酒席に誘われ手を握られた」女性教育委員が辞職”. 神戸新聞 (2022年7月14日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “太子町教育長、辞職願を提出 「一身上の都合」 /兵庫”. 毎日新聞 (2022年8月24日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “太子町長の不信任決議案、賛成多数で可決 町議会解散か失職か、選択へ”. 神戸新聞. (2022年9月27日) 2022年9月29日閲覧。
- ^ 議会で不信任決議可決の太子町長 失職を選択、出直し町長選に立候補へ神戸新聞NEXT
- ^ “出直し太子町長選、前職敗れる 新人の元教育長、沖汐氏が当選”. 神戸新聞. (2022年11月14日) 2022年11月14日閲覧。
- ^ 日本維新の会 衆議院選挙区支部長選任者一覧 - 日本維新の会 2023年8月9日 (PDF)
公職 | ||
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先代 北川嘉明 |
兵庫県揖保郡太子町長 2016年 - 2022年 |
次代 沖汐守彦 |