メインメニューを開く

東京モノレール600形電車

画像提供依頼:車両の写真の画像提供をお願いします。2010年9月

東京モノレール600形電車(とうきょうモノレール600がたでんしゃ)は、かつて東京モノレールに在籍していた跨座式モノレール電車である。

東京モノレール600形電車
基本情報
製造所 日立製作所
主要諸元
車体 軽合金
台車 鋼板溶接構造
駆動方式 2段減速直角カルダン式
制動装置 電磁直通式電空連動空気ブレーキ式
テンプレートを表示

概要編集

最初の車両は1977年昭和52年)7月に[1]、開業以来の小型車100形・200形・300形・350形を置き換えるために登場した。先頭車の前面デザインは切妻構造にFRP製の縁取りを取り付けたいわゆる"額縁スタイル"である。500形普通鋼製車体からアルミ合金製車体に変更され、軽量化が図られた[1]。また、車体側面下部のスカートを大型化し(601は大型のスカートだったが[2]、616では形状が変更されている[3])、台車周辺に吸音材を設けたことにより騒音の低減が図られた[1]運転台は客室と完全に仕切られた密閉型となった。制御機器や台車、客室内の基本構成は500形と同様であるが、座席は扉間の2人掛け・3人掛けのクロスシートは全て2人掛けとなり、通路幅が広げられ乗客の流動性が改善された[1]。定員は95名である。換気装置は500形までのファンデリアが製造中止になったため、ラインデリアに変更された。登場時は冷房装置は搭載されなかった。片運転台の奇数番号車と偶数番号車を背中合わせに連結したものが1ユニットであり、2~3ユニットを連結した4~6両で運転され、500・700・800形との連結も可能であった。

東京モノレール600形 全編成一覧(1982年)
← 浜松町
羽田 →
備考
形式 600(奇数車) 600(偶数車)
種別 貫通型先頭車 貫通型先頭車
2両ユニット 601 602 大型スカート
603 604
605 606
607 608
609 610
611 612
613 614
615 616
617 618
619 620
621 622
623 624


東京モノレール600・700・800形 編成(1991年)
← 浜松町
羽田 →
1 2 3 4 5 6
600形(奇数車)
700形(奇数車)
600形(偶数車)
700形(偶数車)
800形(奇数車) 800形(偶数車) 600形(奇数車)
700形(奇数車)
600形(偶数車)
700形(偶数車)
編成端ユニット 中間ユニット 編成端ユニット


製造編集

1977年から24両が日立製作所で製造された。1982年からは、本形式の改良型である冷房装置を搭載した700・800形が製造された。

改造編集

1983年(昭和58年)に冷房装置の搭載と車内の台車上に荷物置き場が設けられた。このとき、冷房装置搭載に伴う車輌重量増加に対応するため、立席スペースの一部を立入禁止としている[4]

廃車編集

1000形の登場によって廃車が進み、1997年平成9年)に2000形と入れ替わる形で最後の2両が廃車、全廃された。

脚注編集

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d 「東京モノレール 25年の技術」『鉄道ピクトリアル』第38巻第12号、電気車研究会、1988年12月号、 44-45頁。
  2. ^ 『日立評論』1978年1月号 39頁 図4 (PDF)”. 日立製作所. 2018年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月19日閲覧。
  3. ^ 『日立評論』1979年5月号 2頁 図3 (PDF)”. 日立製作所. 2018年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月19日閲覧。
  4. ^ 『東京モノレールのすべて-東京モノレール開業50周年記念企画-』(戎光祥出版、2015年8月28日、ISBN 9784864031349、82頁。)