樋口好雄
日本の海上自衛官
樋口 好雄(ひぐち よしお、1962年 - )は、日本の指揮者、自衛官。第18代海上自衛隊東京音楽隊隊長、IMMS(国際軍楽協会)国際委員および日本代表を歴任。
樋口 好雄 Yoshio Higuchi | |
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2019年 | |
基本情報 | |
生誕 | 1962年(61 - 62歳) |
出身地 | 日本・神奈川県 |
学歴 |
駒澤大学 桐朋学園大学音楽学部指揮科 (遠藤雅古、汐澤安彦らに師事) |
ジャンル | 吹奏楽 |
職業 | 指揮者、海上自衛官 |
来歴
編集神奈川県出身。神奈川県立大和高等学校を経て駒澤大学卒業。1981年に海上自衛隊入隊。護衛艦「あやなみ」勤務後、打楽器奏者として東京音楽隊配属。
1985年、遠洋練習航海参加(オセアニア、東南アジア、インド方面)。1993年、幹部候補生学校(江田島)卒業。横須賀音楽隊勤務。
1994年に東京藝術大学研修後、呉音楽隊、東京音楽隊勤務。1998年、大湊音楽隊音楽科長。1999年、東京音楽隊音楽科長。
2003年、舞鶴音楽隊長。2005年、自衛隊福井地方協力本部広報室長。2007年、呉音楽隊長。
2009年、桐朋学園大学音楽学部指揮科研究生。 課程修了後、2011年に大湊音楽隊長。
2013年10月、第16代横須賀音楽隊長。2014年12月、横須賀音楽隊が米国ジョン・フィリップ・スーザ財団より、世界の優秀な軍楽隊コンサートバンドに贈られる最も名誉ある賞「ジョージ・ハワード大佐顕彰」(スーザ賞)を受賞[1]。海上自衛隊では初の受賞[2]。
指揮法を遠藤雅古、汐澤安彦、山本七雄に、打楽器全般を雨宮靖和、ラテンパーカッションを小野寺猛に師事。
2016年8月29日、東京音楽隊隊長に就任。2018年、東京音楽隊が「ジョージ・ハワード大佐顕彰」(スーザ賞)受賞。海上自衛隊音楽隊では横須賀音楽隊に続き2度目の受賞。同じ団体から2つのバンドの受賞は日本初[3]。
2022年9月17日、1等海佐に昇任、退官。
受賞
編集- 2014年 横須賀音楽隊「ジョージ・ハワード大佐顕彰」(スーザ賞)海上自衛隊で初の受賞※
- 2018年 東京音楽隊「ジョージ・ハワード大佐顕彰」(スーザ賞)2度目の受賞 ※以上、音楽隊長として
ディスコグラフィ
編集指揮作品[4]
- 高橋宏樹マーチ作品集 行進曲「金曜日のカレー」ワコーレコード/ Wako Records、録音:2019年。「レコード芸術」誌(2020年8月号)準特選盤に選出
- 片岡寛晶作品集 Vol.2「想いの和々 - revive」ブレーン・ミュージック/ Brain Music、録音:2018年
- 「SING JAPAN - 心の歌 -」(ヴォーカル:川上良司、三宅由佳莉)ユニバーサルミュージック/ UNIVERSAL MUSIC、録音:2017年[5][6]
- 「プレリューディオ・エスプレッシーヴァ 天文学者」ブレーンミュージック、録音:2017年
出典
編集- ^ ジョン・フィリップ・スーザ財団. “ジョージ・ハワード大佐顕彰”. 2023年11月21日閲覧。
- ^ 日本喉頭科学会. “樋口好雄プロフィール「第27回日本喉頭科学会総会・学術講演会」2015.4”. 2023年3月19日閲覧。
- ^ 自衛隊. “「東京音楽隊 スーザ賞を受賞!」2018.4.19”. 2023年3月19日閲覧。
- ^ 自衛隊. “「ディスコグラフィー」”. 2023年3月19日閲覧。
- ^ TOWER RECORDS. “「樋口好雄」”. 2023年3月19日閲覧。
- ^ dミュージック. “「海上自衛隊 東京音楽隊,樋口好雄,三宅由佳莉」”. 2023年3月19日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 海上自衛隊東京音楽隊 定例演奏会 - 防衛省 - ウェイバックマシン(2023年2月27日アーカイブ分)